両口屋是清さんの和菓子教室 餡村雨製の水引草を作りました 2回目なのでだいぶ上達しました


昨日は両口屋是清さんの和菓子教室でした。

全3回の夏のコースの最後でした。去年作ったお菓子とよく似た、餡村雨製の水引草というお菓子を作りました。

両口屋是清さんの和菓子教室 餡村雨製の緑陰という和菓子を作りました 巻いて切るのに一苦労!

前回の出来上がり写真です。

最後に巻きずしのように巻くときに全然うまく丸められず、見本とは別物の角ばったお菓子が出来上がってしまいました。一六タルトみたいにしたかったのに…。

今回もほぼ同じ作り方です。前回の苦い記憶が残っているので、ここで挽回してなんとか得意レシピにしたいところです。(そんなレシピひとつもないですけど)

白火どり餡 デモンストレーション

もう何度も作るのを見ているのですが、前回のこしあんとはまた違う苦労があります。豆は手亡豆(あっさり)と白金時豆(ねばりがある)の2種類を使います。

 

豆を炊いて濾して搾った生餡を、水を入れずに砂糖だけで煮詰めていきます。すぐトロトロになりますが、

水分を飛ばして、焦げ付く寸前ぐらいまで手早く混ぜます。

焦がさずに水分だけ飛ばすのはなかなか難しそうです。

和菓子を食べているときにはあんこの違いにも大して気に留めてないのですが、こうして作り方を知ると自力で作るならとんでもない労力がかかることがわかり、「やっぱり買おう」となります。(お店のはもう少し機械化されていますが)

和菓子教室に通っておいてこんな結論になるなんて。一見逆効果に思えますが、その分和菓子の売上が上がるので、これが正しい反応なのかもしれません。

と思う時点で、先生の巧みなセールストークにまんまと乗せられてしまっているのだと思います。(めちゃくちゃ面白いです。小日向文世さんに似てらっしゃいます)

餡村雨 水引草

続いて、和菓子作りに入ります。さきほどの餡から生地を作ってそぼろ状にして蒸し、こしあんを巻いて切ると出来上がりです。

材料はこんな感じです。真ん中の濃い液体が着色料で、これを使って緑とあおみず(青緑色)を作ります。

粉は4種類混ぜました。薄力粉や餅粉など、どれがどれかまではわかりませんが、見分けはつきます。

家で作るとなると、こうしていろんな粉を少しずつ用意するのは大変なので、やはりたまにここで作るぐらいがいいのかなと思います。

一旦緑色を作ってから

もう1色足して“あおみず”色にしました。

漢字を調べてもわからなかったのですが、青水?でいいのかな?

和菓子の世界(和の色の世界?)では、青=緑色なので、青緑だと緑緑となるので和菓子的にはまちがった表現になるとのこと。よって青水色が正しい青緑を指すとのことです。

3色揃いました。

ざるで濾してそぼろ状にしました。濃淡ができてきれいです。

さあ、今回はうまくできるでしょうか。

実は今回、この先はほぼ先生にやってもらいました(^^;

こうしてちらしずしの盛り付けのようにそぼろを整え、上から軽く押して蒸します。

その後餡を真ん中に広げます。

この時点で、前回の私の写真とだいぶ違います。巻きやすいように、手前側(巻き始めの芯になるところ)が一番厚く、先に向かって薄くなるように生地の厚みのばらつきも加味してうまく整えます。これがきちんとできてなかったので、前回は角ばって生地も途中で折れたのでした。さすがプロの技。見てただけですが、上達した気分です。

綺麗に巻けました!

厚みもバランスよく、おかげで巻きやすかったです。

今回は、切らずに1本のまま持って帰りました。家で切り、さいごに赤はぜ(飾りつけの赤い粒)をちらしました。

 

もう一度前回の画像です。餡の広げた厚みがちがうので、角ばってしまったのだと思います。

いつも最後に自分の作ったお菓子を頂くのですが、今回は全部持ち帰るため、デモンストレーションで葛饅頭を作ってくださり、できたてをいただきました。

たくさん並んでいるのが、蒸す前の葛饅頭です。手前は今回作った和菓子の見本で、やはり自作のとくらべると出来は全然ちがいます。

出来立てをいただきました。とても美味しかったです。

前回作った葛饅頭とも配合はちがうようです。前回は容器に絞りだしたので成形せずにすみましたが、その分やわらかくなってたと思います。今回のが正しい作り方で、アツアツの葛を手で丸めてらっしゃり、とても素人ではできないです。

また次回も応募しました。栗きんとんなどがあり激戦らしいですが、どうか当たりますように!

【昨日の一日一新】

・餡村雨 水引草

・粒あずき飴

私もレターパックに色々詰め込んでみました。母のようにうまくできませんが、北海道土産をお世話になった方にお送りしました。

4kgまでOKですが、ほぼお菓子だったので900gほどでした。まだまだ活用できそうです。

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綾野 真紀

2016年9月に開業した名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。