今池のMiyabiさんで開催された『ベルギービール会席 和食コースと合わせる会』に参加しました
今池のMiyabiさんで開催された『ベルギービール会席 和食コースと合わせる会』に参加しました。
ビールを和食会席に合わせるという、まさにとても雅な組み合わせです。今までにないユニークな経験だったので覚書します。
行けるようになったきっかけはびあけんです。先日、びあけん合格後にこの本を買い、著者の長谷川小二郎さんをTwitterでフォローさせていただきました。
そのとき、この本に紹介されていたMiyabiさんをお薦めしてくださったのでさっそく行き、沢山の美味しいベルギービールを知ることができました。きのうのイベントもちょうど予定が空いたので、ラスト1枠で滑り込みセーフで申し込めました。びあけん受けて、一通りつぶやいててよかったです。
30分ほど長谷川さんによる座学があり、その後座学で学んだことを会席料理にてさっそく体験しました。(板書はメニューです)初参加で緊張しましたが、9名と少人数だったので食べながら自然と打ち解けられてよかったです。
こちら、長谷川さんが携わられた書籍です。執筆以外に翻訳や監修もされています。
テーブルセッティングもすてきで、お料理の到着が待ち遠しかったです。
このように、料理のお品書きとお料理に合わせるビール銘柄のお品書きが用意されていました。
食べ物を食べたあとビールで流すのではなく、ビールと食べ物を一緒に口に含み、組み合わせで味の変化を楽しむ感じです。座学の時に、このビールは酸味と合う等ビールの個性やあわせ方をお聞きしていたので楽しみでした。日本酒での味わい方とも似ていますが、材料や色、風味がビールの方がもっとバラエティーに富んでいるので面白そうです。
またビール会席という呼び方もなるほどと思いました。マリアージュだとフランス=ワイン風、ペアリングだと1対1になってしまうので、複数の和食と合わせるには会席がぴったりとのこと。このように、先付だけで沢山の種類が出てきました。面白そう。
この2種類のビールとあわせて、味の変化を楽しみました。左はダッズティーというセゾンビールでアルコール度数6.5%、右はウィンテルコニンクスケ グランクリュというウインターエールで、なんとアルコール度数は13%あります。
和食だからさっぱりして酸味のある左のビールのほうがあうかと思ったら、右の13%のビールとの組み合わせが絶妙でした。ごくごく飲むのではなく、調味料のようにビールを最後の味付けにして、食べるときに料理を完成させるというしゃれた頂き方に、心をわしづかみされました。こんな趣のある頂き方があるとは奥が深いです。またアルコール度数が高いので、こうしてちびちび飲むのがちょうどよかったです。
あ、ちなみに食べ始めるとき「カンパーイ!」というのがなかったので恐る恐るお聞きしたら、こういう場ではあまりやらないとのこと。ベタな宴会しか経験してこなかったので新鮮でしたが、学びの場でもあったので乾杯がないほうがしっくりきました。
お次は肉じゃがです。お肉が分厚くて感動。さっきの13%のビールと、右のドゥシャスデブルゴーニュというフランダースレッド(アルコール度数6.2%)ビールと合わせました。
どちらが好みが合うか?単体で飲んだり、各具材とあわせて色々組み合わせを楽しみました。色は似てますが、フランダースレッドの方が酸味があります。どちらの組み合わせが好みかアンケートをとったところ、見事に半々にわかれました。長谷川さん曰く、大成功とのこと。どっちもおいしかったので、あとはほんとに各人の好みで選ぶといいかなと思いました。私は13%のビールを調味料にするのにすっかりハマり、こんどやってみようと思ってます。注文もこのぐらいからできると嬉しいんですが。
次。楽しみにしていたランビックちらし寿司です。
なんとこのちらし寿司は、ランビックという酸味の強いビールを入れて作ってあります。めちゃくちゃおいしかったです!このイベント用のオリジナル料理ですが再現してみたく、皆でくわしくレシピをお聞きしました。最後お酢で味をととのえられたそうですが、3合で一瓶使うため原価率がとても高く、失敗はゆるされません。おかわりしたかった~。
ビールにはこの2種類をあわせました。右がトルバドゥールマグマトロピカルというベルジャンIPA、左がヌーボーリッシュというホワイトビール+ローズマリーのワイン樽バレルというビールでどちらもアルコール度数6%ぐらいでした。
ご飯とビールというのも斬新でしたが、酸っぱい者同士?結構合いました。味が近いのも取り合わせるときのコツとのこと。ビール単体でもとてもおいしかったです。
〆は、いそべ餅とビールです。
ほうじ茶IPAというビールと、その茶葉で淹れたほうじ茶と比較する、というユニークな組み合わせに、参加者一同大いに盛り上がりました。
茶葉はふつうのほうじ茶より茎がふとく、磯のような香りがするためいそべ餅と組み合わされたとのこと。なるほど、勉強になります。
今お餅が家に沢山あるのですが、ほうじ茶IPAとも合わせればいいのか。日本のビールと思ったらこれもベルギービールで、3.1リットルタンクで売られていています。ウォーターサーバーのように飲んでしまいそうでコワイですが、健康的でいいかも。
とても楽しく、ビールの新たな飲み方を知ることもできて勉強になりました。ビールを6種類もいただくので酔わないか心配でしたが、美味しいお料理と少しずつ味わったので二日酔いもなく、とても快調です。お店でもこの量で少しずつ飲めるといいなと思いましたが。今度こういうビールを注文したら、ごくごく飲むのではなく、調味料のようにちびちび料理と組み合わせて味わおうと思ってます。あとランビックちらし寿司はぜひ作ってみます。
【昨日の一日一新】
・シネマ歌舞伎
・ベルギービール色々
綾野 真紀
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