中里実先生の『中高年の孤独と租税制度の将来』についての研修を受けました 私もソーシャルキャピタルを築くお手伝いをしていきたい

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昨日の税理士会支部会は、中里実先生の『中高年の孤独と租税制度の将来』についてでした。

新年初めての研修が中里先生でおめでたいです。午前中に政府税調のお仕事の後、駆けつけてくださいました。いつもと少し毛色の違う、とても興味深い内容だったので覚書します。

御覧の通り、とてもすてきな会場でした(このあと新年会がありました 私は行きません泥したが)。ここで時々支部会&研修があるのですが、私はなぜかこの会場との相性が悪いです。研修を受けた直後に重い風邪を引いたことが数回あり、しばらくトラウマになりました。でも昨日はどうしても行きたくて、睡眠時間たっぷり&お昼ご飯に栄養をしっかりとり、席は入口近くの比較的換気のいい場所をキープし、万全の態勢で挑みました。なんとか大丈夫でした。

『中高年の孤独と租税制度の将来』とは

タイトルの『中高年の孤独と租税制度の将来』を見て。

どちらも刺さる言葉ですが、この取り合わせは今まで見たことありません。ここでいう中高年の孤独とは、特に一人暮らしの中高年男性の孤独をさすこのこと。シングルマザーや中高年女性だって大変です!と思ったのですが、(お金の面はまた別ですけど)女性は身の回りのことは割とできるし、身近で交友関係を作ったりと、生活としては意外となんとかなり、大丈夫な方が多いそう。確かにジェーン・スーさんのトークショーのときも、女性の生きづらさを分析してくださいつつも中高年の一人暮らし男性の事情もかなり深刻、ともになんとかせねばと言及されてて、他にも生きづらい方がいらっしゃったのかと驚きました。

中里先生ご自身の体験も交え、新しい切り口かつ小難しい税法抜きの興味深い内容に、どういう結論かも気になりつつ、時間を忘れて聴き入りました。

世界的に中間層と社会保障制度が崩れている 租税制度からできることとは

中高年の孤独問題は、日本だけでなく、先進国にて格差社会が広がるにつれて世界的にも問題になっているとのこと。ざっくりまとめると、先進国では分厚い中間層がいたおかげで広く薄く負担することで社会福祉制度が成り立っていたのですが。

世界の構造変化で(海外に生産拠点が移ったり)先進国では仕事がなくなり失業者や非正規労働者が増えて、中間層でも貧富の差が激しくなってどの国も社会福祉制度が崩れてしまっているとのこと。日本だけかと思ったらアメリカ、イギリス、ドイツなどどこも同じで、あの福祉国家スウェーデンでさえ、ストックホルムで浮浪者を見たと先生はおっしゃってました…。年金問題などで日本の将来を憂いていましたが、どうやら世界的にもどうしようもない流れのようで、またここまでひどくなるとは予想もされてなかったようです。

日本もそうですが、アメリカの内陸部でも中高年の孤独死も2000年代から増えていて、日本ではまだアル中ぐらいですがアメリカだとほかの中毒などもあり、さらに深刻です。

(アル中も大変です 先生曰く、ワインやウイスキーを飲んでるうちはまだいいが、醸造アルコールはヤバイと。すごくわかります…)

大人が幸せでないと子供も希望を持てない、というのは確か坂本光司さんもおっしゃってました。親の背中を見て育つ、と言いますが、アメリカではアル中や麻薬の売人ぐらいしか周りに大人がいない絶望的な階層で育つ子供も多いとか…。個人の努力ではどうしようもないレベルでほんとに不幸です。

ソーシャルキャピタル=人間関係資産を築いていく

一部の富裕層に多額の税金をかけるだけでは社会福祉制度は維持できないし、またお金を単に再分配するだけでは意味がなく、人が幸せにならないとどうしようもない。租税制度からなにかできないものか?と中里先生はおっしゃいました。これからは

ソーシャルキャピタル=人間関係資産をもっているかどうか

が大事になってくるとのこと。家族だけでなく親戚、友人、教え子、そして社長と顧問税理士などの関係もそうです。永続する友人関係は、築き上げるのはなかなか大変です。なるほど、女性の方が得意かもしれません。

中里先生の解説でとても感動&納得したのは(うろ覚えでものすごい意訳ですが)

「人間関係資産、これは非課税でかつ相続もできます!構築するうえでは交際費にて損金計上もできます。税理士の先生方、おすすめです」

おお、素晴らしい資産!上記は主にわたしたち税理士の関与先のお客様での話で、相続とは、例えば親子での事業承継時に取引先などのつながりをそのまま生かせるという意味です。交際費も相手先との関係を深めることが決算書の数字以外にすてきな簿外資産を作りあげることができる、と私は解釈しました。

そして、これは仕事以外のプライベートでも同じです。経営者でもサラリーマンでも経費にならない自腹や家事費などもっと大切にすべきで、これから幸せに生きるために必要なので、なんなら所得控除にしてもいいのではないか、とまでおっしゃってました。

大賛成です。次の改正に盛り込んでほしいです。そして税理士は、仕事だけでなくプライベートも相続でもかかわることが多いため、これからは人間関係資産も含めて世の中に貢献するという役割も担っていかねばと思いました。節税対策は無理ですが、人間関係資産メインの税理士ならめざせそうだし、もしかして向いてるかも?と初めてこの仕事をして伸びしろを見つけました。

まとまりのない文章ですが、これから生きていく上で下時にしておくべき大事な観点を学べて本当によかったです。こういう側面からお役に立てないか、考えて動きます。

【昨日の一日一新】

・ANP71 福光屋の発酵飲料 また書きます。

全量純米蔵なので、無添加なのがすごいです。一番左のを飲みました。おいしかったです。

・アンボメ 日替わりランチ

研修の前に、同じ施設内のお店でお客様と打ち合わせをさせていただきました。

こちら日替わりランチの献立表です。食後のコーヒー&デザート付きで1100円と太っ腹です。しかも毎日違う凝ったメニューで素晴らしいです!献立表とか、学校給食以来で懐かしいです。これを参考に通われる方多いとか。

ミネストローネとテーブルクロスの組み合わせに、ぬくもりを感じて癒されました。

鶏もも肉の香草パン粉焼き デミグラスソースです。彩りもきれいでとてもおいしかったです。

ライスのお皿はノリタケでした(めくってしまいました)

デザートの抹茶アイスもおいしかったです。

ここは公立教職員組合の施設なので、こんな素敵なお料理が格安で頂けます。もちろん一般の方もOKです。常連さんも多いとのことで、周りを見たら皆さま楽しそうにお食事をされていていました。確かにソーシャルキャピタルのかぐわしい香りが感じられたので、午後の研修内容もすごく腹落ちしました。私も定期的にここに通い、良好な人間関係資産を築けるようお仕事頑張ります。

ほかのメニューもすてきです。大人のお子様ランチと

限定メニューも気になりました。水曜はサラダ&フルーツバイキングとのこと。和食のお店も美味しいらしいです。楽しみが増えました。

・西原珈琲店のブレンド豆

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綾野 真紀

2016年9月に開業した女性税理士&唎酒師(名古屋在住)です。 自分の誕生日(2月16日=確定申告初日)から忙しくなる申告業務がそ毎年憂鬱でした。 それならば毎年2月16日に出せるよう、普段から誰でもできるちょっとしたコツを自分なりに整理しようと思い立ち、ブログをはじめました。 開業までに、仕事に関係のない寄り道も沢山しましたので、徐々に紹介したいと思います。(と書きましたが、いまや税金のことより旅・お酒・食べ物など趣味の記事が大半です。)

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