独立後に知った、立派な先生の見えざる苦労話
もともと独立に後ろ向きだったので、4年近く経ってもいまだに右往左往しているのですが、不安の原因で大きかったのが、税理士の“生態”がわからなかったことに気づきました。
最近似たような内容で書きながら色々考えて、やっと“生態”というキーワードにたどり着いたところです。
独立前のアドバイスで心に残っていることのひとつ=相手の方のお話をしっかり聴くこと
独立前に半信半疑だった「何とかなるよ」「私でもできたから大丈夫」等の言葉
仕事内容などは、表に出てる情報でわりと拾えるのですが、守秘義務もありますので、私の知りたい感じの中の人の生態や今に至るまでの経緯、葛藤などはあまり出てきません。
身近で知ってる方もそんな突っ込んだ話までは聞いてなかったですし、私も表面的なことしか見てません。皆さんご立派で、間違っても「先生きのこる」とか口走らない方々です。とにかくズボラでボンクラな自分とはギャップがありすぎて同じ税理士を名乗っていいのか自信が持てず、ほんとにここで生きていけるのか不安でした。
どうやらひとり税理士というやり方で生きていけそう、というのを井ノ上さんのブログや著書で知ることができたのはラッキーでした。
が、身近な事例では似た人はいなかったので、ほんと目をつぶって火の中に飛び込むようなイメージで、あと先を考える余裕もなく、決められた退職日の翌日に独立してこの世界に身一つで転がりこみました。
おかげさまで何とか4年近くさせていただいてますが、自分の生き様や生態は恥ずかしすぎて今までブログに書いてきたこと以外は語れませんので、また追々書きます。
独立のずっと前からお世話になってた、尊敬する大先生から最近言われたことばがとても印象に残ってます。ベテランで地元の名士かつ聞けば何でも知ってる方で、こんな方と私は同じ職業でいいのかと自信が持てなかったのですが、
「綾野ちゃん。わしもな、若い頃は聞く人もおらんで冷や汗かきながらその都度もう調べて調べて、本も沢山読んで、それでやっと身に付けたんやさ」
アラサーで開業されてもう30年以上経つ方で、初めてお会いしたときは私が独立した年齢ぐらいなのに、もうすでに仕上がっておられました。
その後も常にその方の45歳頃と自分を常に比べていて、どれだけ頑張っても追いつきようのない能力の違いに絶望してましたが、やはりそういう方でも最初からできてたわけではなかったんですね。そして、そういう葛藤などはあまり表に出てこないのです。先住民族のが有利かと思ってたら、そんなことないし優秀な方でもそれなりに苦労もされてます。
独立する前にはあまり聞いたことなかったのですが、一応私も独立したので(且つ甘ったれだったので)言ってくださったのだと思います…。
やはり独立してからの方が、生態がみえてきます。仲間同士でないとぶっちゃけられないというのもあるかも。独立前の私に知って欲しかったことなど、いくつか見たり自分でも体験したので、ぼちぼち書こうと思ってます。
【昨日の一日一新】
・m.bagel きなこベーグル
綾野 真紀
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