大名古屋ビルヂングの『ローマ三丁目』(『アンティキ』系列店)で友人とランチ おいしい生ハム&パスタで旧交を温めつつ5W1Hも学び充実したひとときを過ごしました
大名古屋ビルヂングの『ローマ三丁目』(『アンティキ』系列店)で友人とランチ おいしい生ハム&パスタで旧交を温めつつ5W1Hも学び充実したひとときを過ごしました。
大学時代の友人4人でお昼前に名古屋駅に集合しました。
金時計の周りは集合できないぐらいの混雑でびっくりしました。なので、タワーズよりは少し空いている大名古屋ビルヂングを徘徊し、メニュー・混み具合・値段などを協議の上、ローマ三丁目というイタリアンのお店に決定しました。
今知ったのですが、名古屋の有名な老舗イタリアンアンティキの姉妹店とのこと。以前料理教室に通っていた時、人気店のシェフに習うコースでアンティキのシェフから教わる講座がありましたが受けそびれ(お店よりお値打ちに味わえる貴重なチャンス!だったのに残念)、それ以降もお店にもまだ行けてなかったのですが、思いがけず系列店で楽しめてよかったです。ほかにも色々気づくこと満載で、実り多いひとときでした。
店頭の生ハムスライサーに釘付け 速攻で旧交を温める
お店に入るや否や全員が釘付けになったのが、この手動生ハムスライサーです。
「わーこれ何すごい!」「生ハムいっぱい置いてある」「いくらぐらいすんのやろ」「どやって動かすんやろ」「各自で好きに使ってええんやろか」「好きな厚さにしてな」「(欲張りすぎて)結局かみきれやんのな」など、5W1Hを完全に無視して第一印象から思いつくまま感想を口々に言い合いました。この時点で完全に昔に戻り、めちゃくちゃ楽しくなりました。(もちろん注文すればお店側でぜんぶしてくださいますし、そもそも客がやるものではない)さすがアンティキ系列、細部までこだわってみえててすごいです。
この手動生ハムスライサーで、12種類の生ハムが頂けるようです。
以前、お店で生ハムやラクレットチーズの原木等をみたときにすでに興味津々だった私。お店の人に色々質問し、生ハムをナイフで削ったり、維持管理するのは素人では大変だということがわかり、お店で楽しもう(都度買った方が安い)という結論に至りました。
このときも、ついいつもの癖でその場で「生ハム スライス」と検索し、瞬く間にイタリア製の高級マシンを特定し、「本体が100万弱、専用スタンドが20万ちょっとやわ」とボソッとつぶやいたたところ。
「買う気満々やん!買ってみんなで使おに」と何だか私がこのマシンを買う方向で話が盛り上がって行きました。「私ら無理やであやのちゃん副業でやって」「やっぱり資産計上やよなあ」「決算書に“パソコン”の次に“生ハムスライサー”って書くん?」「不自然すぎるわ」「経費で落ちるん?」「無理やろ」「あ、そのドラマ見てたわ、面白かった」「実は私、唎酒師とかびあけん取ったんさ」「えー本気やんか(笑)やっぱり副業いけるに!」のような、もちろん冗談ですが、このマシンのおかげで素早く旧交を温め直すことに成功しました。
生ハムスライサー1台でこんなにも盛り上がるとは。ここに決めてよかったです。もうひとり吞兵衛がいたので、向かいの一升瓶ずらりのお店でも、また同じフロアの世界のビール博物館でもよかったのですが、多分私たちなら何を見ても同じように料理が出てくるまでの間に盛り上げられる自信があります。
って、旧友同士だとみんなそうですよね。たまにしか会えませんが、こういう友人がいてよかったです。あのとき税理士試験の勉強サボって無駄話を散々したなあと思ってましたが…。高校の時もそうですが、いまだそのときの頭のまま毎日ブログを書くに至っており、助かってます。頭が柔軟なうちに豊かな発想をもっと磨いておけばよかった、(どうせ5年かかったんだから)理論暗記はほどほどにしておけばよかった、と思っております。
厚かましくもランチ4種類をシェア(してよかった)
話がそれました。
セットメニューだとメインのパスタやピザに、生ハム・バゲット・サラダが付きます。4人バラバラのメインを選ぶというお店泣かせのチョイスをし、ちょっとずつシェアすることにしました。また飲み物は“赤葡萄”の響きに魅せられて赤葡萄ジュースを注文。赤葡萄ジュースは以前、同じ大名古屋ビルヂングのキッチン大宮に行ったときにもあったので、大名古屋ビルヂングのテナント共通で卸しているのかなと
豪華な前菜にテンションがあがります。
映ってませんが、生ハムの下のバゲットも香ばしく適度な固さで予想を上回るおいしさでした。どこから仕入れてるか知りたい…。キャロットラペのドレッシングも、未知の味でしたがとても美味しかったです。アンティキ系列と分かった今、すべて謎が解けました。
こちら、私の注文した渡り蟹のトマトソースのタリオリーニです。イカ墨ソースではなく、麺にイカ墨が練り込まれているなんてすごい手が込んでる!!と思ったのも、以下同文ですが今となっては納得です。
もうちょっと美しく撮れるとよかったのですが、シェアしたほかのメニューです。
右=マスカルポーネチーズのトマトピッツァ チーズがマイルドかつトマトソースも新鮮でおいしかった
上=カルボナーラ 卵黄・チーズ・パンチェッタで正統派 濃厚でおいしかった
左=ポルチーニのクリームソースパスタ ポルチーニのいい香り&麺が(きしめん風で大好きな)フェットチーネでソースにからんでて美味しかった
麵の種類が全部違うのもさすがアンティキ系列(以下同文)で、最初はひとくちずつもらおうかと思ってましたが、厚かましく取り皿とトングを頂いて、均等割してしっかり味わえて、ほんとによかったです。こってり系が胸焼けするお年頃なので、私のイカ墨入りパスタがお口直しになったのも役立ちました。いつもメニューに迷ったら、お店の定番または一番インパクトのあるメニューにするのですが、今回も誰も選んでなかったイカ墨を選んでおいて正解でした。これからもそうしよう。
またこうして好みがバラバラだからこそ、今もたまに会って話すと面白いのかなと思いました。昔はしょっちゅう会ってましたが、最近は仕事つながりの方と会うことが多いので、たまに会うのが新鮮でとても嬉しいです。吞兵衛の子とは家もそんなに遠くないので、そのうち飲みにいこうかと思ってます。
5W1Hは仕事以外でも大事な原則
途中、お隣のテーブルに素敵な大人のカップルがいらっしゃり、ほとんどのお客さんがセットを注文してワイワイ食べている中、静かに談笑しつつ泡とおつまみだけをお召し上がりになってすぐ出られました。
余計なお世話ですが「お口に合わなかったのだろうか…」「私たちうるさすぎたんだろうか」とちょっと気になっていたのですが、逆だったんですね!(私たちは確かにうるさすぎましたけど)
ここは生ハムの他、ワインやポルチーニなどこだわりのメニューがあり、(まだ行ったことないですが)アンティキのよさを名駅で手軽に味わえるのが魅力です。今はパスタ大盛りの方が心惹かれますが、いつか私もこういう飲み方をしてみたいです。
このように、期せずして「誰といつどこで何をどのように食べるか」というビジネスの基本(5W1H)が学べました。ただ単にランチを食べてワイワイ盛り上がっただけのことを書くのも何だかなあ…と思いましたが、いざ書いてみると随所にお店のこだわりが感じられ、思いのほか意識の高いランチになりました。(どこが)
経費で落ちなくても「一食入魂」の精神が大事
残念ながらこれは経費では落ちませんが、でもこういう行動は仕事を楽しくするうえで大事な生きた勉強だと思っています。
これからも一食入魂の精神でいきます。
(一球入魂から何となく連想したのですが、すでに周知された言葉のようで、小山薫堂さんの名著がヒットしてすごく嬉しいです これから読みます)
【昨日の一日一新】
・ローマ三丁目
・焼き菓子フェア 大名古屋ビルヂングのハウジングセンターで同時開催されていました。
メインは住宅フェアですが、焼き菓子だけでも大丈夫です。すてきなお店が沢山あって迷いましたが、前から行こうと気になっていたお店ジルエットカフェと
私と同じ名前(真紀さん)のmaki no okashi で買いました。また書きます。
綾野 真紀
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