獺祭の酒米 山田錦を食べてみました


酒米を見つけたら買って頂いています。さっぱりして美味しくて、お酒を飲まなくても普段の食事にて食べて応援ができます。今回は獺祭の酒米 山田錦を、名古屋駅・柳橋市場のすぐ近くにある岡田屋さんにて買ってみました。

以前、名古屋の醸し人九平次の山田錦と岡山の御前酒の雄町を見つけ、食べ比べました。

酒米食べ比べ 醸し人九平次の山田錦と御前酒の雄町を頂きました

今年はコロナ禍で日本酒の消費が減って売れ残っているので、収穫しても日本酒造りができず残っている酒米が多いとのこと。ただでさえ酒米は育てるのがふつうの食用のお米より難しく手間がかかるので、このまま需要が落ち込むと来年以降も田んぼを維持できるかどうかわからないとのことです。袋の裏にも書かれていますが、山田錦で令和元年で57万5千俵栽培されていますが、場合によっては半分ぐらいに落ち込むのではと危惧されています。

どの産業も同じですが、ひたすら我慢の自粛が終わっても世の中はすぐ元通りにはならないので、いまの時期の自粛の仕方も考えないといけません。万一この先美味しいお酒が飲めなくなったら私は何を楽しみに余生を送ればいいのでしょう…。さすがに毎日飲むのはきついので、まずはできることからと、この裏面に書いてあるとおり、酒米を頂いてほんのわずかですが農家さん支援につながればと思い、買ってみました。

 

3合で税込み376円で、ちょっと試すだけでも買いやすい量と価格です。ちなみに1合は150gなので3合だと450gです。スーパーで1キロぐらいの少量のお米を買うと800円前後ぐらいなので、そう変わらないです。酒蔵さんごとに量と値段はちがうのですが、前回の酒仙洞堀一さんの山田錦と雄町も2キロと5合でした。(今見たら在庫切れでした…)

私はかねてから酒米を食べたいという願望があったので、思いがけず願望成就できたのは嬉しいですが、日本酒の未来のために責任をもって頂きます。早炊きにして、水を少なめにして炊いています。

お酒造りに必要な“心白”というお米の芯の部分が食用の白米より大きいため、あまり透けていません。うま味も粘り気もないので食用米より味は落ちると言われていて、リゾットなどに向くらしいですが、そのまま炊いて食べてもすごく美味しいです。バカ舌で、かつ山田錦だという思い入れがあるからかもしれませんが、よっぽどこだわりのある方以外は気づかずおいしく頂けるんではと思います。

金・土とちょうど獺祭の酒蔵の方がいらして、試飲会を店頭でされていました。

有料のもありますが、ほとんど無料で頂けました。

スタンプラリーのカードです。獺祭は美味しくてどこまでも飲めてしまうので全種類は危険だと思い、磨き二割三分という精米歩合23%のを飲み比べました。どれもとても美味しかったです。

この宝石の原石のような粒々が、実は山田錦のサンプルです。指環にしたいぐらい美しくて見とれます。

精米歩合というのは、精米(磨く=削り落と)した残りの割合です。一番左が精米してない玄米=100%で、真ん中が精米歩合45%、一番右が精米歩合23%です。ちなみに普段食べているお米の精米歩合は90%ぐらいです。

私が飲んだ磨き二割三分は一番右です。高精米のお酒はとても上品で美味しくて、でも高いので酔うまでは飲めませんがそうじゃなければエンドレスで飲めてしまいます。

ちなみに獺祭の日本酒は全て純米大吟醸で、みな精米歩合50%以下&材料は米と米麹のみというこだわり抜いた贅沢なお酒です。人気もあって美味しいので、この時期でもほうっておいても売れるのではと思ってましたが、田んぼの維持からして大変なのがわかりました。

まだお米は店頭に沢山あるそうで、ほかにも獺祭製のアルコールスプレーも売っていました。大それたことはできませんが、できる範囲で飲んで食べていこうと思っています。

岡田屋さんはクラフトビールの品ぞろえも豊富で、ブリュードッグのクリスマス仕様のも買いました。

 

 

 

【昨日の一日一新】

・キリン ビアナビ

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綾野 真紀

名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。きしめん住よしのデララバさんです。住よしご一緒してくださる方♪2024/3/30のブログをご確認の上お問い合わせくださいませ(期間限定)。