税理士登録のときの第一歩 まずは税理士会に電話 開かずの間に恐る恐る足を踏み入れました

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独立してからの日常はブログに書いていますが、独立するまでのことをあまり書いていなかったので思い出しながらボツボツ書いております。合格から登録までの約20年は、『20年の道草』として4回ぐらい書きました。まだ半分ちょっとですので、続きや書いてない別の話などもおいおい書いて大作に仕上げようと思っています。ほぼ忘れているので、記憶の扉が開いたところからランダムに書く予定です。

先日のAI実践セミナーの懇親会で、これから登録と独立の手続きをされる方がいらっしゃり、お役に立てるかどうかわかりませんが私が経験したことを忘れないうちに書いておこうと思います。おっちょこちょいな私が何の事前準備もなく行き当たりばったりで進めましたが、何とかなりました。もう2度としないと思いますが、一例として&自分の覚書として残しておこうと思います。

まずは名古屋税理士会に電話

独立&登録をいやがって20年近く逃げ回っていたのですが、いずれ追い出されるのは確実というのはだんだんわかってきて、所長に「せめて登録ぐらいしときゃあ(名古屋弁)」と言われてついに観念。

「税理士 登録」とHPで検索してみたら日税連のHPが出てきて読み進めるもののよくわからず、こんな難しい手続きが私にできるのだろうかとますますブルーになりました。周りに登録にくわしい知り合いもおらず(大きな事務所とかでなかったらあまりいないと思いますが)、勝手がわからないので、とりあえず最寄りの税理士会に助けてもらおうと名古屋税理士会のHPを検索して電話しました。

「私、このたび登録する(=無理やり登録させられる)ことになって、何からやったらいいのかHP見てもさっぱりわからず困っているんです」

いやいやな気持ちを全面に出して失礼かつ往生際が悪いのですが、ほんとに困っていてつい愚痴ってしまいました。

何なら「それは大変ですね。」とパワハラとして取り上げて断ってほしかったのですが

「それはそれはおめでとうございます。手続きは名古屋税理士会でしますので、書類を送りますね。」

と歓迎してくださり、長年ごねて封印していた登録への門戸があっけなく開きました。

勤務していたら所属税理士登録がおすすめ

ちなみにこのとき開業税理士か所属税理士か全然わかっておらず、

「ご自宅と職場どちらで登録しますか?」のような問いに

「(うーん、どうしよっかな…。)とりあえず職場で。」のようなノリで所属税理士で登録しました。

所属→開業への手続きは書類と手数料少々で済みます

勤務しているなら絶対所属税理士のほうが楽です。登録後半年は切り替えできませんが、初めて登録するときには所属税理士のほうが事務所の分だけ手間が省けるので楽かと思います。その後開業税理士への切り替えは手数料と書類提出(登録時のような来所も書類の厳密なチェックもなし)だけで済みます。

登録の際は自分の税理士としての要件を満たしているかどうかと、事務所の体制が出来ているかの両方をチェックされるのですが、所属税理士ならいまの事務所がすでに事務所として出来上がっているので、書類に書くだけでいいです。

事務所が出来上がっているので準備が楽です

開業税理士だと、事務所をさがして用意or自宅なら部屋を片付けて事務所を作り上げるところからしないといけないので、事前準備がかかります。正直書類を作るだけでもかなりしんどいので、事務所づくりはあとでゆっくりされた方が段階的にできていいのではと思います。

しかも書類に住所を書くだけではだめで、登録の前には形式的ですが事務所訪問もあるので(にせ税理士とかいろいろチェックされるのだと思います)、ちゃんと片付けておかないといけません。大変です。

書類や入金が代表税理士にまとめて届く

所属税理士と開業税理士の違いは、無料相談のときの報酬が所長のところに振り込まれるのであとで別途いただいたのと、会報が事務所でまとめて届くのであとで自分の分をいただいたとか、そのぐらいの違いだったかと思います。直接受任もしてなかったので、気づいた違いはそれだけです。

独立はその後も私がゴネてさらに1年後になるので、結果それでよかったのですが、先生は早く出て行ってほしかったのか所属税理士と聞いてちょっと嫌な顔をされておりました(笑)が、個人的にはほんとに所属税理士にしておいてよかったです!

私の経験だけなのでほかに意見もあるかと思いますが、所属税理士が選択肢にあるなら登録時の負担が少ない所属税理士一択かと思います。

登録書類の作成は心が折れる

書類だし、見本の通りに書けば終わると思っていたのですが結構大変です。

最初の電話の時点で、書類提出締め切りスケジュールなどその後の簡単な登録までの流れを教えてくださり、たった1本の電話で長年切り開いてなかった登録への道があっけなく開通して驚きました。

それにしても下書きのチェックとってなんだろう?一度ざっと書いてから下書きを見てくださるそうですが、下書きってそんなに大変だろうか。書類作成はそう嫌いではなかったのでまあすぐできるだろうと思っていましたが、あんなに大変だとは思いませんでした。実際そんなわけないのですが、本試験よりも辛いかもと何度か思いました。きっと税理士としての忍耐力が試されているので、ここで投げてはいけません。

また、一度も職場を変わってない私でも経歴を埋めるのに難儀しました。ずっと同じ職場です、と言った後に「あ、そういえば社会福祉法人でも今もちょっとだけ仕事しています」と言ったら担当者の方の表情が変わり、書類が増えました。もれなく全部申告しないといけないので当然です。税理士事務所が別法人を持っていることは往々にしてあるので、それはまず最初に聞かれます。もちろん書類は増えますが流れもパターン化しているので大丈夫です。

揃える書類も見知らぬものがどんどん増えていって心細くなりましたが、税理士会の方は全面的にサポートしてくれるので、洗いざらい話して助け船を出せばいいかと思います。自分の説明が不十分だと作る書類も間違ってあとでやり直しが大変です。

登記ねっとで謄本を取ったりと、新しい技もいろいろ覚えられてよかったです。

登録手続きのことは職場のスタッフには言ってなかったのでこっそり休み時間に電話していろいろ聞きました。今の時代はメールや写真添付で添削してもらったり、また私は自宅から税理士会まで近かったので手続きはほかの方よりはずっと楽だったかもしれませんが、でもほんとうにしんどかったです。

うちの先生は私よりずっとルーズで大雑把なのですが、すでにこの面倒な作業をやり遂げたのかと思うと改めて尊敬の念を持ちました。それを励みに提出できたようなものです…。

事務所準備編もおいおい書きます。

今だったら税理士登録freeeを使ってみたかったです。中身を見てないのですが、だいぶ楽になったのではと思います。

【昨日の一日一新】

・新しい折りたたみ傘 今日さっそく使ってみます。前のは夏の台風で骨が折れてだましだまし使ってましたが、ついに壊れました。

・名古屋のRPAイベント申し込み 井ノ上さんにお聞きして知りました。少しのぞいてきます。

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綾野 真紀

2016年9月に開業した女性税理士&唎酒師(名古屋在住)です。 自分の誕生日(2月16日=確定申告初日)から忙しくなる申告業務がそ毎年憂鬱でした。 それならば毎年2月16日に出せるよう、普段から誰でもできるちょっとしたコツを自分なりに整理しようと思い立ち、ブログをはじめました。 開業までに、仕事に関係のない寄り道も沢山しましたので、徐々に紹介したいと思います。(と書きましたが、いまや税金のことより旅・お酒・食べ物など趣味の記事が大半です。)

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