SMG経営者塾 現GG編集長で元LEON編集長の岸田一郎さんでした
綾野 真紀
昨日は、菅原経営さんのSMG経営者塾に参加しました。
第2部の講師は、“ちょいワルオヤジ”生みの親、岸田一郎さんです。LEON以外にもBegin,MeN'S EXなどの雑誌を創刊され、現在はGG（Golden Generations）という50～60代向け雑誌の編集長をされています。
『金は遺すな、自分で使え！』
かっこいいです！（もちろん必要な分は残して自分に残った分を、という意味だそうですが）初めて手に取りましたが、ターゲット層から外れた私でも面白いです。高くて買えないものばかりですが(^^;)あとでじっくり読みます。
このような機会があったからこそ、“ちょいダメ税理士”な私でも奇跡的にお会いでき、また懇親会でも少しお話しできました。オーラがすごかったです。印象に残ったことを覚書します。
LEON、Beginはじめ雑誌を“創刊”させてきた
編集長の座に就くのではなく、ヘッドハンティングで出版社を移りつつ全部創刊されたのがすごいと思いました。
ご自分で計画書を作りタイトルやキャッチコピーもご自分でつけられ、プレゼンをして（電通の若い人に「おじさんはオシャレしないよ」などと言われながらも）新しい雑誌を作り続けてこられました。例えばちょいワルオヤジなどから、“ちょい足し”などの“ちょい○○”が浸透したのも、もとのところは岸田さんの影響ではないかと思えます。
ほかにG-SHOCKや高級時計ブームも岸田さん発信とは知らなかったです。
“つり革バトル”＝通勤電車で隣のつり革の方と時計を張り合う（時計Begin）など、斬新な視点を作ってこられてすごいです。
ニーズじゃなくてウォンツを想像する
ファッションは解釈1つで変わり、見方を変えることで正解はないです。
ただ、人とあんまりかけ離れているのではなくてちょっと差別化ぐらいがちょうどいいとのこと。“極悪”ではかっこ悪く、“ちょいワル”がいいのです。
一般人にはハードルの高かった、“ワル”というエッセンスをかっこよく取り入れるという目線はなかなか思いつけないのですごいと思いました。単なる思いつきではなくロジカルに練って提案されているとのこと。なんでちょっと先のことがわかるのか、どうしてヒントを得てるのか、という質問が質疑応答ででましたが、ご自身の経験や世の中の流れを読みながら、次のウォンツが見えてくるとのことでした。
雑誌GGのねらうところ
岸田さんはご自身と同世代の富裕層向けの雑誌がが得意で、戦後生まれ・高度成長・バブル・ITバブルに全部乗ってきた人たちをターゲットにされています。そういう物欲文化を楽しんできた人が60代を迎え、いきなり枯れて（例えばですが）神社仏閣巡りや盆栽を始めるわけではない！とその方経ち向けにあらたなウォンツを想像されて、今回のGGを創刊されたとのことです。（ちなみにイオンのGGはグランドジェネレーションズでちょっと違うものの、ターゲットは似ているとのこと。）
今回のGGも、『金は遺すな、自分で使え！』『50-60代の余生快楽誌』とあるように、
・茶目っ気をもち、二枚半を目指す
・なぜ枯れないといけないのか？色気も必要
・若く見られたいより、若作り禁止令
・50歳過ぎたらそろそろ終活？→行かずに死ねるかGGの旅
ある程度残したうえで、自分の分は使い切り、これからの人生も楽しもうという前向きなエネルギーが強く、聞いていて私もワクワクしてきました。載っているファッションや車、時計も今までのLEONの読者の方がそのままの勢いで楽しんでいる感じです。
（表紙からわかるとおもいますが）ジジのたしなみについても描かれていて面白いです。ただ私には手の届かない高級品ばかりですが(^^;)当たり前ですが楽々ズボン、みたいなのは1つもありません。このあとじっくり堪能します。また、BB（ババ）は出ないの？というリクエストもあるそうで、出来たら面白いですね！さらにこの本の読者向けのジジ友の会というサロンがあるそうで、イベントやGG活（ジジ世代向け婚活）があって盛り上がっているとのこと。
なんだか将来に希望が見え、元気が出ました。とてもよかったです。
ちゃっかり最後記念撮影してもらいました。載せようか迷いましたが、自分の服装がイケてなくて自粛しました。岸田さんを前に申し訳なかったと猛反省です。もっとおしゃれをしようと決めました。
…といいつつやっぱり載せました。岸田さん素敵です！
【昨日の一日一新】
・岸田一郎さん
Follow me!
綾野 真紀
最新記事 by 綾野 真紀 (全て見る)
- 中日ビルの内覧会に行ってきました - 2024年4月21日
- 2024春 駅から始まるヒラメキさんぽ 堀川七橋と名城公園百花繚乱コースを歩きました その2 日置橋～名城公園、名古屋城の桜 - 2024年4月20日
- 2024春 駅から始まるヒラメキさんぽ 堀川七橋と名城公園百花繚乱コースを歩きました その1 尾頭橋、松重閘門 - 2024年4月14日
