福井に行きました その3 三国湊 第1項 日本遺産、町中の看板や川柳
福井に行きました その3 三国湊 第1項 日本遺産、町中の看板や川柳
行くまでまったく知らなかったのですが、三国湊がとてもよかったです。
三国湊&日本遺産
福井県坂井市の九頭竜川の河口沿いの三国港近辺のエリアで東尋坊も近いです。古くは北前船の寄港地で、三国湊をはじめ全国の北前船寄港地・船主集落が平成30年に日本遺産に認定されています。
北前船もお恥ずかしい話初耳でした。江戸~明治にかけて大阪から北海道を日本海回りで交易をした船で、寄港地にある当時の建物などがいまも素敵なまま残っているところが多く、こうして寄港地まるごと日本遺産に指定されたとのことです。(帰ってからパンフなどでお勉強しました)
日本遺産はwithコロナのこれからの観光にぴったり
一緒に指定されたほかの寄港地の文化財をみると、以前行ってすてきだなあと思ったところが新潟の旧斎藤家別邸や敦賀の気比神宮ほかいくつかありました。ほかに愛知県だと有松や日本六古窯(瀬戸・常滑)が認定されています。そう言えばいま挙げたところはどこも素敵で、めちゃくちゃ密ではないけどほどよくにぎわっていてちょうどいい混み具合です。そしてわかりやすい地図もあって観光もしやすく、かつ歴史やその土地のことも学べてためになります。仏像、などのように単品でなく屋外の地域や施設が多いので密になり過ぎず、日本遺産はもしかしてこれからの観光地にぴったりなのではと思いました。
いままで世界遺産・国宝・重要文化財・ミシュラングリーンガイドなどあまり区別せず行ってましたが(お恥ずかしいですが全然わかってなくてとりあえず行っとこうみたいな感じでした)、やっと日本遺産のすばらしさに気づきました。旅の楽しみができました。これからは行った先々で日本遺産があったら観に行こうと思っています。
話がそれました。三国湊に戻ります。
お昼前後に行って食事場所がぜんぶ混んでいたので、酒まんじゅうしか食べられなかったのが悔やまれますが(また書きますが、結果的に食事はしなくてよかったです)ぐるぐる歩き回って写真が何百枚もあるので、キリのいいところまで何回かに分けて書きます。
マンホール蓋はみくに龍翔館です。
行けなかったのですがとても目立つ建物です。ここは博物館になっていて、昔あった龍翔小学校の建物を模して造られています。
看板がわかりやすくて面白い
三国湊では町中いたるところにこのように案内看板もあってわかりやすくて助かります。
そして各施設には5種類のマークでジャンル分けされています。
内容は①わくわくメインルート、②わいわい山車巡り、③さらさら水路巡り、④ふむふむ文学芸術、⑤ぽくぽく寺社巡りです。
語呂もよくてとてもわかりやすいです!個人的には、ぽくぽく寺社巡りに心をわしづかみにされました。でもこのマークに気づいたのは帰る直前でした。途中までお昼ご飯を探してムダに同じところをウロウロしてしまったので、もっと早く気づいておれば上手に回れたと思います。
そして看板を撮っていて気付いたこの丸いざるの中の短冊は、ユニークな川柳が多数ありました。(ちなみに上の看板は三国詩歌文学館碑で、三国湊にゆかりのある作家の方のエピソードが載っています。)
三国湊にちなんだ句ではないようですが、名作ぞろいです。
光景が目に浮かびます。
ストレートな気持ちが凝縮されて、めちゃくちゃ伝わります。
もっとあったんですが、だいぶ経ってから気づきました。私は一体何を見て歩いてたのでしょう…。もったいない。たしか飛騨高山でもユニークでハイレベルな川柳がいっぱい掲示されてて、町歩きの楽しみが倍増しました。その地を訪れた俳人、歌人の碑だけでなく、こういう川柳も大好きです。これから観光地を回るときは川柳も注目します。
続きます。
【昨日の一日一新】
・ボニュ フィナンシェ
綾野 真紀
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