ほづみ亭さんのお湯呑みで、法学者穂積陳重さんの功績を知り感銘を受ける
宇和島で行った老舗の大衆割烹“ほづみ亭”さん。郷土料理とお酒がおいしくて大満足でした。
食事の最後にお茶を出してくださいました。
お湯呑みの言葉に感銘を受ける
確認はしていませんが、お店の名前は多分この“ほづみ橋“から付けられたのだと思います。
お湯呑みはけっこう大きめな、居酒屋さんや回転寿司で出るようなサイズのものです。
私はこのタイプのお湯呑みが大好きで、自分では持っていませんが、お店で出されると必ず1周回して全部読みます。親父の小言とか、魚の漢字や長生き十訓とか。
ここはお店オリジナルのようです。くるっと回すと、
老生は銅像にて仰がるゝより 萬人の渡らるゝ橋になりたし 穂積陳重
なんと・・・・・!!!
教養のない酔っ払いの私でも、心を撃ち抜かれて酔いも一瞬で覚め、この素晴らしい穂積陳重さんに俄然興味がわきました。
穂積陳重さんとは
宇和島出身の法学者で、奥様は渋沢栄一の長女でご一族も法律家・実業家で名をはせた方ばかりです。伊達家譜代の家臣の家系であり、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)を祖に持つといわれているとのこと。ウィキペディアの紹介はこちらです。
湯呑みの言葉は穂積陳重さんの生前の言葉で、意味もこのことばの通りです。
お亡くなりになったあと、銅像を作りたいという話をご遺族の方が生前のこのことばをもとにお断りし、それなら改築中の橋の名前を穂積橋にしてはとの市の提案で穂積橋になったとのことです。ほんとにお人柄がしのばれます。
ぜんぶウィキペディアの丸写しでございます(^^;)
ここらへんまでをお店を出るまでに検索し、さっそくほづみ橋に行きました。スマホはほんとに便利です。
お店に入るときには気づきませんでしたが、すぐ隣に橋がありました。後ろの建物がお店です。
ホテルからも近かったので、翌朝もう一度行ってきました。
お店のすぐ隣に橋があります。
橋名の碑です。
お湯呑みのおかげで、この素晴らしいエピソードを知ることができてほんとよかったです!
穂積さんの書かれた法窓夜話という本が面白そうなので、読んでみたいと思います。
人・本・旅 出口治明さんの言葉
全国あちこちに行っていますが、ほとんど予習も計画もなく行き当たりばったりです。
もともとタモリさんみたいに物知りな方ならもっと気づきも多いかと思いますが、こちとら義務教育は受けたものの教養も浅く、高校野球の高校の地名やケンミンショーのご当地グルメがやっとでございます。(でもどちらも結構役立ちます。ここでも宇和島東やふくめんなど)
それゆえ行っても気づかないことが断然多いのですが、それでも何回かに1回でもこうやって感動の出会いがあるのは、やはり移動したからこそだと思います。
24時間前に自宅でいつもの夜を過ごしていた時には想像のつかなかった場所で、そこの郷土料理と地酒をおぼえて、その地の偉人の功績を知る。知らないことが多いので、余計に楽しめます。
出口治明さんのおっしゃる「人・本・旅」、これからものんびり続けていこうと思います。
【昨日の一日一新】
1.鶏鉄板料理かしわ
鶏三和の手がけるゲートタワーのお店です。薬膳鍋と鉄板焼き、野菜も沢山あって美味しかったです。焼きそばも食べたかったー。
綾野 真紀
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