鉄骨造の建物の耐用年数は耐用年数表だけでは調べられない


中古で取得した建物の耐用年数を調べようと、耐用年数表を準備して顧問先より不動産の登記簿謄本(最近は「登記事項証明書」と呼びます)を取り寄せました。

これで建物の構造と新築の日が分かり、耐用年数が調べられます。

鉄骨造スレート葺○階建とありました。

 

耐用年数(建物・建物附属設備)

 

これでわかると思ったのですが・・・。

 

戸惑いその1.鉄骨造が表に見当たらない!と思ったら金属造のことでした…

鉄の文字があるのは“鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの”しかなくて鉄骨造はありません。

金属造は鋼構造のことで、一般的には、鉄骨造を指すそうです。

一般常識で落ち着いて考えればなんとなくわかるとは思いますが、恥ずかしながら私はわかりませんでした。税務の世界でもそうですが、少し言葉が違うだけでも同じ内容の場合もあるし、全く違うこともあるので難しいですね。

 

今回は金属造で賃貸住宅でしたので、店舗・住宅用のところを探すと、

金属造のもの事務所用のもの
骨格材の肉厚が、(以下同じ。)
4㎜を超えるもの
3㎜を超え、4㎜以下のもの
3㎜以下のもの
店舗用・住宅用のもの
4㎜を超えるもの
3㎜を超え、4㎜以下のもの
3㎜以下のもの
飲食店用・車庫用のもの
4㎜を超えるもの
3㎜を超え、4㎜以下のもの
3㎜以下のもの
旅館用・ホテル用・病院用のもの
4㎜を超えるもの
3㎜を超え、4㎜以下のもの
3㎜以下のもの
公衆浴場用のもの
4㎜を超えるもの
3㎜を超え、4㎜以下のもの
3㎜以下のもの
工場用・倉庫用のもの(一般用)
4㎜を超えるもの
3㎜を超え、4㎜以下のもの
3㎜以下のもの
38
30
2234
27
19

31
25
19

29
24
17

27
19
15

31
24
17

国税庁HP 耐用年数表より転載

 

店舗・住宅用に限らず全部ですが、

戸惑いその2 鉄骨造の建物の耐用年数は骨格材の肉厚によって違う!

のでした…。

検索してみたのですが、やはり骨格材の厚さを知る方法で皆さん難儀されているようです。

一般的にこの建て方はだとこの厚さ、などルールもなさそうで(同じ規格の建物ならハウスメーカーさんで把握されていると思いますが)、最終的には図面で見るしかないそうです。

中古なので図面があるかどうか未確認でしたが、幸い全部あるとのことですので、後日確認して耐用年数を決めたいと思います。

 

戸惑いその3 図面のどこを見るのか

勉強不足ですみません、図面の見方は閲覧時に確認します。

 

 

昨日の一日一新

吉岡コーヒーで買ったエチオピア

(とっても美味しいです!現在ネパールに買付けに行かれていて2月中旬まで休業中です。)

 

 

 

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綾野 真紀

名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。きしめん住よしのデララバさんです。住よしご一緒してくださる方♪2024/3/30のブログをご確認の上お問い合わせくださいませ(期間限定)。