納税者有利という概念のもと、通常は法人税、消費税、所得税、事業税などどの税目も課税標準額で1,000円未満切り捨てをしてから税率をかけます。
その後特別控除などを計算し、最終的な納税額は100円未満切り捨て、還付額は切り捨てをせず円単位までの還付になります。
いろんなケースがあるので一概には言えませんが、外貨建て取引ですと円単位まで納税額が発生する場合もあるということでの覚書です。(外貨建て取引はあまりないためこれ以上は触れません…。)
輸出入の取引のある顧問先の月次データのチェックをしていて、関税や付加価値税で円単位まで計上してあるものがあったため請求書を確認しました。
よく見ると、海外に商品を発送した際に相手国で課税されるため端数が出ていました。外国通貨建ての貿易の場合になるようで、相手国で確定した税額を円換算する際には端数切捨てはされないために円単位まで計上されます。
財務省貿易統計のこのあたりのページが参考になるかと思います。
財務省の貿易統計 よくある質問2~4 相手国は、どのような基準で計上されているのか 等
昨日の一日一新
ブックマークアプリダウンロード
前のスマートフォンのブックマークが見づらいのでダウンロードしました。慣れるまで大変ですが勉強になります。
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綾野 真紀
2016年9月に開業した女性税理士&唎酒師(名古屋在住)です。
自分の誕生日(2月16日=確定申告初日)から忙しくなる申告業務がそ毎年憂鬱でした。
それならば毎年2月16日に出せるよう、普段から誰でもできるちょっとしたコツを自分なりに整理しようと思い立ち、ブログをはじめました。
開業までに、仕事に関係のない寄り道も沢山しましたので、徐々に紹介したいと思います。(と書きましたが、いまや税金のことより旅・お酒・食べ物など趣味の記事が大半です。)

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