この道30年の私の納特でのアナログな心がけ
納特で計算内容以外のアナログな心がけについて覚書します。画期的なものは何一つなく当たり前にされてることばかりでわざわざ書くまでもないのですが、こういうのは皆で共有した方がいいかと思いました。もっといい方法も沢山あると思うので、あればぜひ教えてください。
ダイレクト納付=引落日事前確認と完了まで見届ける
いまは国税は極力ダイレクト納付に変更しているので、私が電子送信をしてその後すぐダイレクト納付の操作までしています。(eLTAXはダイレクト納付は半々です 特別徴収はお客様ご自身でできる方にお願いしています)
いつ口座引落しするかは事前に必ずお客様に毎回確認し、引落完了まで見届けて控えを保存してご連絡します。
口座引落は私のタイミングでよければ、電子送信時に即時納付します。またお客様のご希望の日がある場合は、ダイレクト納付だと納期限内であれば期日指定ができるので、送信後の流れで期日指定納付の設定をします。
引落は朝8時すぎには完了し、e-Taxより8時半頃には完了メールが私のもとにも転送されます(税務代理で紐づけてメールアドレスを登録しているので)。なるべく早めにメール詳細などを保存してお客様に控えをお送りし、念のため引落の確認もご依頼します。
気をつけないといけないのは、引落はたいてい朝一なので、口座残高は前営業日終了時点で確保しておかないといけません。朝一の送金では間に合いません。
万が一残高不足等でエラーになると、e-Taxよりできなかった旨のメールが私にも転送されます。(ダイレクト納付“完了”ではなくダイレクト納付結果、とあるのでタイトルで察しがつきます)
その場合はお客様にすぐ連絡して、再度口座残高を満たしてもらって確認ができたら再度ダイレクト納付を実行します。
(注:余談ですが個人の申告所得税や消費税の振替納税はたとえ引落できなくても即時のメールは届かず数日後の一斉の振替納税結果のメールも文面は完了した方と同じで察しがつきません ですので引落日に個別に確認した方がいいです)
もしその口座からのダイレクト納付が無理だったら紙の納付かクレカ納付に切り替えます(ダイレクト納付の届出をしてても支払いは自由)。念のため、紙の納付書の予備もお客様の手元にあった方がいいと思います。
紙の納付書=直前の現物のやり取りは避ける
紙の納付書は、直前に現物をやり取りするのは極力避けるようにしています。過去30年でひと通りの失敗を経験してご迷惑をおかけしたので、次に同じことをしないように工夫を重ねました。
いまは普通郵便の土日配達が無くなって配達日数も長期化しているので、もし送るなら以前よりも3日ぐらい余裕をもって送るか、追跡のできるレターパックにして追跡番号もご連絡してお送りします。(レターパックもプラスだと確実に速達扱いですが手渡しなので、日時調整しやすいよう追跡番号とセットがいいと思います)
また6月・7月は梅雨時ゆえ郵送物の水没に要注意です。以前、無事届いたものの休日をはさんでの大雨でお客様宅のポストがずぶ濡れになって使い物にならず大慌てで再送したことがあります。それ以来、ビニール袋に入れるか天気予報を見て数日間青天の日に送るかで水没を避けています。
郵送は直前だと何かと手間で危険も伴うので、極力避けるようにしています。よって今は極力お客様に白紙の納付書を手元においてもらって、納付書の下書きを¥マークまでばっちり書いてお送りして(税務ソフトからの出力で)お客様にて記入してもらうようにしています。納特に限らず他の納税でも同様にしています。
ちなみに私の使っている税務ソフトは白紙の国税納付書も源泉の一般・納特・普通の国税用と全部販売していて、とてもありがたいです。いまはあまり使ってませんが結構高価なので、印字がズレてボツになると悲しいので念入りにセットしてます。
また、いまも平成時代の納付書もそのまま訂正することなく使えるとのことです。(大昔の書式が全く違う緑色のものとかは無理だと思いますが)
国税庁から先日このようなお知らせがあり→納付書の事前送付に関するお知らせ
e-Taxで申告していると紙で納付していても納付書が届かなくなるとのことでした。e-Tax&紙の納付書の納付のパターンは今も主流だと思うのですが、無くなると困るので今ある平成時代の納付書も残しておこうと思います。
クレジット納付
手数料は結構かかりますが、24時間納付できるので窓口の納付が間に合わなかったときなどにもありがたいです。私の方で電子申告をして、ご希望の方は国税庁のクレジットお支払サイトにてクレジット納付をしてもらっています。(電子申告後に申告データを使って納付してもらう場合がほとんどです)
カードによっては手数料を超えるポイントもたまるものもあります。クレジットの枠を超える納付額の場合は決済前に事前に送金してから決済するといいです(方法はクレジット会社に確認)。また納付できるのは1千万円までなので、納税額が1千万を超える場合は何回かに分けて納付します。
また源泉の電子申告の際に、摘要欄にはクレジット決済と書いておくと税務署の確認がスムーズだと以前お聞きしました。(クレジット決済のデータは1カ月後などに少し遅れて届くので照合に時間がかかるので)
くどいですが納付完了まで見届ける
もう納付書をお送りした時点で気分的には終わった気がするのですが、e-Taxのエラーもありますし、口座残高不足で引落ができないこともありますし、紙でお送りしても郵便事故の可能性もあります。ダイレクト納付ならe-Taxでの納付確認、紙の納付書なら届いたころか期日間際に納付がすんだかどうかの確認を必ずします。
件数が多い場合は大変だと思いますが、納特に限らず他の分担したり日時を決めるなどして必ず納付の確認まで行うのが大事です。
まだ今回の納特は着手の途中で完了してませんので、気をつけようと思い出しつつ書きました。また気づいたら追記します。
【昨日の一日一新6/18~23】
綾野 真紀
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