乗船前の不安を払拭してくれた船長さん達の言葉 台風を避けて無事帰れました 2019.8.15 北海道旅行4日目その5


2019.8.15 北海道旅行4日目その5 CM明けに少し戻る感じですが、再度苫小牧港フェリーターミナルの写真からお送りします。可愛いパネル写真です。苫小牧港は苫小牧市と厚真町にまたがっています。

ちょうど1年前の昨日地震があり、ちょうどこのあたりは被害の大きかった地域でした。楽しく遊んだだけでしたが、こうして来られてよかったです。

北海道は3日で1500キロ走りました

8/12の21:50に苫小牧港に着き、8/15の21時に戻ってきました。北海道での走行距離は、3日間で21,420-19,901=1,519キロでした。よく走りました…。(ちなみにこの車は10月で1周年ですが8/15までで21420キロ走ってます アホです)

フェリーターミナルの受付ではこのような案内がされていました。

通常は敦賀には16日の20時半到着予定ですが、途中で台風回避のため洋上で停泊するので、敦賀着は17日の午前2時半ごろになるとのこと。正面衝突しないよね…。こういうイレギュラーな事態にもものすごく動揺する私です。が、まわりの皆さんはごく普通になさっていました。中には外国人観光客の方もみえて、この4か国語の案内表示だけが頼りの方もいらっしゃってさぞ心細かろうと思ったのですが、みなさん全く普通に並んで雑談されていました。

苫小牧発敦賀行きフェリー(替え歌)です。(完全に蛇足ですが言ってみたかった)

当たり前です。私ってなんでいつも必要以上に怖がってしまうのか。克服したいです。

心強い船長さんのアナウンス

そんな私の心を察してか!?このタイミングで私の不安を一気に払拭してくれたのは船長さんのアナウンスでした。

船長さんご乗船誠にありがとうございます。船長の○○です。この先台風によって船が大幅に揺れることが予想されますが、安全運航には何の問題もございません安心してご乗船ください

“大幅に揺れる”のくだりで一瞬うわっとなりましたが、“何の問題もございません”とビシッと言い切られ、ものすごくホッとしました。

そりゃ、イチかバチかとりあえず出てみて、ダメだったら戻ってきたらいいや、万一沈んだらごめんなさい(てへぺろ)なんていうのは当たり前ですが許されないので、出航が決まった以上は安全に運航できるのが確証されているということです。

ただし、ちょっとびっくりするぐらい揺れるのはわかっているので、あらかじめその旨は認識しておく必要があり、それでも全く問題ないという心構えがこの短いコメントで冷静に受け止められて本当に安心しました。今まで天気予報やフェリーのHPの

こういう情報だけをみて、ひたすら「ほんとに大丈夫?沈んだらどうしよう、乗りたくない(T_T)」と不安しかなかったですが。プロの客観的な状況説明に安心して乗船できました。また、揺れる時間帯のアナウンスもあったので、覚悟&その時間までに食事を済ませて寝る、など対策をとることができて助かりました。

これはどんな仕事でもそうですが、プロとしては事実や結果だけを単に伝えるので終わってはいけない、どのようにとらえてどのようにすればいいかを伝えるのが大事ということがよくわかりました。こうありたいです。その後もアナウンスで何度も言われました。

ちょっと安心したので寝る前にすこし晩酌をしました。名古屋ではあまりみかけないポテりこ&ビール&ラテアートというカオスな組み合わせですがおいしかったです。

夜中は船が揺れるので、お風呂は1時半にクローズします。明日は営業するかわからないのでお早めに、とのアナウンスにも私にしてはさほど動じずに、1時前にお風呂に行きました。が、そこでめちゃくちゃ揺れて、露天風呂の窓から雨風か潮風が入ってきてとてもワイルドな露天風呂体験をしました。揺れすぎてパンツをはくのも一苦労。次第に気持ち悪くなり、やっぱり晩酌するんじゃなかったと後悔しつつ、ベッドまでなんとかたどり着きました。酔う前に気絶しようと船と一緒に揺られながら、なんとか難を逃れました。(前回もっと夜食したとき半日トイレから出られなかったので懲りてたのに…もう二度と夜食は食べません)

次の日はおだやかだったので、お昼におそるおそるラーメンを食べてみました。もう大丈夫でした。

 

お客さんの質問にも和む

またもうひとつ印象的だったこと。

お昼ごろにとあるお客さんが案内所にて

お客さん「フェリーは到着予定は早くならないの?夜中2時半のまま?」と聞かれていました。

受付の方「はい、途中で停泊するので多少時間は前後しますが、早くはなりません」

私は、「この方は急いでみえるのかな?海もおだやかだしこのまま順調にいけば元の時間に着きそうなのにねえ」と思ったのですが。その方は

お客さん「ありがとう。じゃあまだ飲んでていいね(^_-)-☆」と言って嬉しそうに去っていかれました。

なんなんでしょう。この粋なやりとり。もしかしてお急ぎだった可能性も無きにしも非ずですが、急いでも自分でどうしようもないのは仕方ないです。それを、まだ飲める!と解釈するなんて最高じゃないですか。この後夜通し運転されるので、つかの間の休息を安心して満喫されたのではと思います。私も、このように流れに身を任せ、先を明るく見て生きていきたいです。

というわけで私も売店で買ってきました。北島秀樹さんは葡萄作りの達人の方とのこと。とても美味しかったです。カマンベールチーズも途中で買いそびれたのでちょうどよかったです。

佐渡島を見つつ、停泊中に頂きました。

その後、揺れると言われた時間帯も幸い大した揺れもなかったです。

しぼったばかりの夕陽の赤が。(船内の灯りが映りまくりです)

このとき乗組員の方たちが「佐渡島で台風避けてんすよ、バッチリです。ワハハ」みたいにおっしゃってて、ああもう完全に大丈夫と思いました。

戻る旅に日が沈んでいく。

予定通り夜中の2時半ごろ無事着きました。皆さんそれぞれ船を出て別の方向に向かって出ていかれます。この瞬間が何とも言えず好きです。

こんなトンネルを通って帰りました。去年も通ったのですが、動画も撮ってあるのでインスタにあげようと思ってます。名古屋からの往復走行距離は1781キロでした。

その後ブログを書いて、10時からの笹岡先生の研修に北海道ボケの頭で参加しました。今日も今から2回目に行ってきます。

北海道絵日記は一旦終わりですが、もうちょっと書く予定です。

 

【昨日の一日一新】

・牛とろフレーク

十勝で買ったのが届きました!

自作のお茶碗に盛ったらあまり映えなくて残念でしたが(しかも玄米だし)おいしかったです。次はもっとたっぷりかけます。

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綾野 真紀

2016年9月に開業した名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。