仕事のおかげで自分の枠を超えられて世界が広げられてよかった
仕事をしていて、仕事抜きでもとからの性格だけだったら今みたいにできなかっただろうなあと思うことが沢山あります。
大人になったら仕事を介して付き合いが広がり、いろんな方と会うので税理士に限らずですが、展開次第で自分の枠を変えて行動できます。だいぶ救われています。
人付き合いがずっと苦手でした。小さい頃からどんくさくて、早生まれで3歳で入園した保育園でつまづき、ついていけずすぐ登園拒否をして4歳から通い直しました。三つ子の魂百までという言葉がありますが、まさにその通りで、あの時以来ずっと気後れしたまま今も生きてます。そろそろ年の功を発揮してもいい頃なのにいまだに3歳児のまま焦っている自分がいます。
集団行動がずっと苦手で、べつに一緒に動くこと自体はいいのですが、その中で何かと自分と他人を比較しまくる癖があって、それに勝手に耐えられなくなったのが大きいと思います。そして○○ちゃんもやってるからとか言われるのが苦手で(きっとあなたにもできるから大丈夫と励ます意味だったと思うのですが)、同世代の女性があまりやってなさそうな税理士試験を選んだというのはあると思います。
ただ、いざ資格を取っても3歳からこじらせたままの性格がさらに試験でズタズタになり、同じ事務所にしがみついてここから出たらもう終わり…ぐらいの気持ちで20年あまり過ごしました。所長も高齢化して(担当のお客様を頂いて)追い出されることになり、しぶしぶ登録して税理士として恐る恐る独立しました。
勤務時からのお客様が引き続きいらっしゃったのが、いま思うとほんとに心強かったです。右も左もわからない私よりも色々知っていらっしゃって、手を引いてくださいました。独立前には私は訪問もほとんどしてなかったので、しっかりお話しするのは独立してからでとても緊張しました。でも顧問先ゆえ共通の話題には事欠かず、話下手人見知りという個人的な欠点を仕事によって見事カバーしてもらいました。経営者の方はほとんどの方が世代がちがうのですが、その方がわたしは話しやすかったです。
先輩後輩のような上下関係でもなく、仕事経由で対等にお話しできるというのが今まであまりなかった経験で、仕事でこういう付き合いがあるのかと目からうろこでした。いかに狭い世界にいたのか。でも余裕のない私にだいぶ気を遣ってもらっていると思います。こんな私のリハビリに付き合わせてしまって申し訳ないですしそろそろ本分を果たさないといけませんので、もっと頑張ります。
また、経理の方で同世代の方が何人かいらっしゃいますが、今になってみると同世代で頑張っている者同士でとても励まされます。なんかやっと肩の力が抜けました。独立して視界が変わって今までと別の角度から社会に関わることができて、ほんとうによかったです。いつまでもリハビリごっこはしていられないのですが、疲れたときなど時々ふっと思いかえして情けない私をここまで変えてもらえたことに感謝をし、そして頑張る気持ちを奮い立たせています。
【昨日の一日一新】
・オンラインツアーひとり股旅2020 奥田民生
LINEのライブビューイングで鑑賞しました。すごくよかったです。オンラインでもやはりリアルタイムだと一緒に観ている気持ちになれました。
宅飲みセットという、ビアグラスと栓抜きと小皿付きのチケットを買いました。サッポロ黒ラベルを買い忘れてしまって残念でしたが、クラフトビールで乾杯しました。
綾野 真紀
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