ふるさと納税でお酒を選ぶとこんなにいいことがある
ふるさと納税では日常的に買うことの多いお米やお肉、パンなどを選ぶのが大半ですが、お酒も好きなので何度かお酒も注文しました。
ここ数年で年数回申し込んだ中でのチョイスゆえ、そんなに気合を入れて探しているわけではないですが、お酒の専門店並みに全国の有名地酒などがそろっています。返礼品選びで迷っておられるお酒好きの方は、いちど検索してみるとすてきなお酒に出会えるかと思います。
ここでは、寄附の精神とか買った方が安いんではという思想&意見はいったん横に置いておいて、私が返礼品としてお酒をえらんでよかったなあと思ったことを書き並べます。自分の行動を正当化するための単なる言い訳ゆえ、説得力はほぼゼロですので、読み流してください。
近所で手に入らない全国の有名な地酒も入手しやすい
おいしい焼酎や日本酒は小さな蔵で作っていることが多いので、流通量も限られているためどこでも買えるわけではありません。たいてい全国各地の酒屋さんと特約店契約をしていて、その取扱店で買えるパターンが多いです。
ふるさと納税の返礼品だと、ポータルサイトにアクサスさえすれば、それらの流通が限られたお酒も返礼品に結構並んでいるので、横並びで好きなものを選べます。
例えばですが、いま見たふるさとチョイスの日本酒人気ベストテンには、
紀土、風の森、醸し人九平次、鳳凰美田、獺祭など入っておりました(注:お酒のリンク先はふるさと納税ではなく蔵元のHPです)。
どれも日本酒好きには知られた美味しくて人気のお酒で、なかなかここまで全部品ぞろえをしている酒屋さんも少ないかと思います。ちなみに私が歩いて行ける近所のお店では、獺祭だけが辛うじて手に入ります。
(余談ですが、私はラッキーなことに、自宅から少し離れたところにこれらほぼ全部揃うお店がありますw 入りびたるとキケンなのでめったに行かないですが、贈答用メインで利用しています)
もちろんこれ以外にも美味しくて素晴らしいお酒は沢山あり、それらが返礼品で自由に選べるなんて夢のようです。私が飲んだ中ではほかに半蔵、農口尚彦研究所などもおすすめです。
最初の頃こそ品数も少なかったですが、いまはその都道府県を代表するお酒は大抵揃っていて、自治体の努力を感じました。リアルでもほぼ買えない十四代と新政以外はたいていありそうな気がしましたので、これからまずお酒を買うときはふるさと納税を検索することにします。
送料無料の呪縛から解き放たれる
返礼品を受け取る際に別途送料がかからないのが、想像以上に私の心を開放してくれます。
もちろん実際に送料は自治体が負担していますし、寄附金からまかなわれているはずなので間接的に自分で負担しています。それに物流がなければこうして遠くの返礼品を届けてもらうこともないので、物流コストはなくてはならない大切なものです。例えば鹿児島の焼酎を自分で買いに行ったら(よくわかりませんが)往復5万円ぐらいかかりそうなのに、わずか千円前後の送料を忌み嫌うなんてもってのほかです。それでもなぜ通販では送料無料にこだわってしまうのでしょうか。自分でも意味がわかりません。そういう考えを改めようと、最近は通販を注文する際も、自分で現地まで旅をして帰ってきた妄想をしつつ別途送料に感謝の気持ちをこめて買っております。
話がそれましたが、(日本酒に限りませんが)ふるさと納税なら送料もすべてコミコミです。
(よく調べてませんけど、たとえば体験型の返礼品など現地まで交通費がかかる等例外は多々あると思いますので詳しくは各自ご確認くださいませ)
通販で買うより支払う額は大きいですが、このような心の葛藤もありません。寄付をしたという清々しい気持ちでいっぱいになり、かつ送料無料の呪縛からも解き放たれるのでおすすめです。
冷蔵庫の呪縛から解き放たれる
送料無料の呪縛と似てますが、私はよりお得なものを探そうとつい血眼になって、より大きなお肉、沢山入ったお米などを選びがちです。その結果、4キロの豚肉や1.6キロのベーコンなど一度に買わないサイズの返礼品に冷凍庫を占領されてしまいました。
品物自体はよかったのですが、この考えも改めないとかえって大変な思いをすると学習しました。それ以降は量の多さよりもパッケージの仕方や自分に合った量かどうかを見定めて、かつ好きなものを選ぶようにしています。たぶんお米も30キロぐらいのにした方が圧倒的に割安ですが、同様の理由で主に5キロぐらいまでのを選んでいます。
日本酒だと純米大吟醸のとびきりいいものや生酒以外は、名古屋の真夏を除いて常温でOKです。焼酎は蒸留してあるので大丈夫です。よって冷蔵庫の呪縛から解き放たれます。
還元率の呪縛から解き放たれ高貴な心がもてる
これも冷蔵庫の呪縛と似てて内容が大半かぶってますが、見出しをひとつにまとめる文章力がなくて分けました。もちろん還元率は意識してますが(にんげんだもの)、お酒の場合は好きなものをメインで選ぶので、還元率の世界から抜け出せます。
組み合わせの違いはあるものの、お店で買うのと違って自治体単位なので、こっちの方が安い!というのは基本ないかと思います。とくに地酒はそこの酒蔵でしか作ってないので、ほかの農産物よりも競ったりかぶったりするケースも少ないかと思います。(鳥取県など県でのお礼の品もあるので、そういう場合はかぶることもあるかもしれません。)
よって、そこにはお酒への純粋な愛情と寄附という高邁な精神があるのみです。なんて美しい世界なんでしょう!書いていて自分でも感動しました。しかもそれで税金が控除されるなんて…。
おっと、いきなり税金とか無粋な言葉を出してしまって興ざめしましたが、そもそもの発端が節税ということをすっかり忘れていました。
まとめ
それにしても、飲みたい!税金払いたくない!というゲスい気持ちがこんなに美しい形に昇華できるなんて。まるで六道輪廻の餓鬼畜生の世界から、寄附の功徳で天上界に生まれ変われることができたかのようです(できてません)。
改めてふるさと納税は素晴らしい制度だと感じました。
こじつけが甚だしいですが、とにかく美味しいお酒がそろっているので一度お酒好きの方はふるさと納税で探してみることをお薦めします。日本酒ばかり書きましたが、焼酎やワイン、国産ウイスキー、クラフトビールなど沢山あります。
アイキャッチ画像は、農口尚彦研究所のお酒と辻和美さんのおちょこで、どちらも石川県産です。(辻和美さんのはふるさと納税ではなく買いました)
【昨日の一日一新】
ふるさと園(ふるさと納税関係なくみかん園の名前です) また書きます。
綾野 真紀
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