八百津町の杉原千畝記念館に行きました
岐阜県八百津町にある杉原千畝記念館に行ってきました。
杉原千畝記念館について
杉原千畝さんは八百津町のご出身です。
映画にもなりご存知の方も多いと思いますが、第二次世界大戦中に、迫害から逃げるため日本領事館に逃げてきたユダヤ人にビザを与えて多くの方の命を救ったお話しは有名です。
記念館には、説明とともに当時の状況がわかる写真や映像が沢山展示されています。
当時のビザのレプリカもいくつかありました。(命を救ってくれた宝物ゆえ本物ではなくレプリカです)退去の期限の迫る中の政府との電報での緊迫したやりとりなど、時間を忘れて見入っておりました。また、杉原さん以外にも多くの方の協力があったのを初めて知りました。
奥の方に決断の部屋があって、当時の机を再現してあり、入場券にこのようにスタンプと名前を書くことができます。押印失敗しました…。なんてことを…。
晩年にTV取材を受けられたときの肉声のインタビューも聴けました。
杉浦さんの功績は長年知られていませんでしたが、1990年代に鈴木宗男さん等が杉原さんの名誉回復に貢献されたとのこと。ちなみにそのときの通訳は佐藤優さんです。
杉原さんの意外な一面を知る
帰りに図書コーナーに寄ると、子供向けから大人向けまで、関連本が沢山ありました。
“諜報の天才“というタイトルに興味がわき調べると、加筆訂正して文庫本になっているとのこと。記念館で販売していたので、買いました。
著者の白石仁章さんは長年杉原さんの研究をされていますが、この本には杉原さんのヒューマニストの一面だけでなく、インテリジェンス活動に長けていたことが書かれております。
また外交ジャーナリストの手嶋龍一さんも、この研究に協力されているとのこと。
プロローグしか読んでいませんが、1行目からびっくりなことが書いてありました。展示をみて、少し気になってはいたのですが。
いい意味で私の抱くイメージが変わりました。読んだら書評を書いてみます(書けるかしら…)。
観光シャトルタクシーが運転手さん含めユニーク
最初記念館に着いたとき、駐車場に観光シャトルタクシーがとまっていました。
すごいペイント!思わず撮っちゃいました。
ただの宣伝ではありません。ボンネットには世界地図があり、ビザで渡った場所がわかるようになっていました。
ほかにもう1台、“やおつ春祭り“のペイントをしたタクシーがいて、土日祝日はどちらか1台が無料で八百津町の名所をシャトルバスならぬシャトルタクシーで案内してくれるとのことです。時間があったらまた行ってみたいです。
このタクシーの運転手さんがものすごく営業上手でした。写真を撮っていたら出てこられて、入館前に観光タクシーの説明と鈴木宗男さんの話、先日“ウドちゃんの旅してゴメン”に出演された話をざっとしてくださいました。
「Facebookやってる?“Tamir koike(タミールコイケ)“でやってるから見てね!」と名刺を渡され、なんかいい感じに更新されてみえました。
ちなみにタミールはお名前の民郎さんからもじっただけで、日本の方です。
すごい。
60代とお見受けしましたが、この行動力。見習いたいです。
今回は館内の説明に加えて、杉原さんの新たな一面&タミールさんを知れたことが収穫でした。
【昨日の一日一新】
杉原千畝記念館
某漢字ドリルグミ
綾野 真紀
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