私の日商簿記1級合格体験記(約30年前)

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Long long ago.

簿記を勉強し始めたときのことをまだ詳しく書いてなかったので、書いてみます。サボっていたので苦労しましたが、何とかなりました。30年近く前のことで、どこからも需要もなくあまり参考にもならないと思いますがとりあえず書き残します。

独学→いきなり大原の1級直前答練を受ける

簿記自体はすごく憧れがあり(理由はこちら)大学に入学してすぐに勉強開始しました。

4月中に中央経済社の検定簿記講義のテキストを買い、同時に6月の3級も申し込んでから独学をはじめました。6月で3級、11月で2級合格までは検定簿記講義のテキストと問題集でなんとか行けました。

3級の6月から2級の11月までの5カ月が長く、2級も夏ぐらいには理解できたので(当時はもっと簡単だった)、2級を勉強しながら簿記1級も某通信講座にて勉強を始めました。1級まで1年近くあるので何とかなるやろと思ってたのですが、1級で段違いに難しくなり、また選んだ通信講座はテキストが簡素で問題集も数が少なく、私はこれだけでは全然身に付きませんでした。一応1級の勉強はしている気分でしたが、3月頃になって、6月まであと少しなのでこんなチンタラしていてはいかん!と思い、大原の門を初めて叩きました。

レベルの違いにカルチャーショックを受ける

まだ2カ月あるから何とかなるやろ(2回目)と思っていたのですが、この時点で申し込める講座を見ると…。11月合格に向けての講座は沢山あるのですが、6月に向けての講座は直前答練の1択で、その申し込みも今まさに締め切らんとするところでした。

この時点で自分の学力&試験に向ける意識の違いにカルチャーショックを受け(もう異文化との遭遇でした)、また当たり前ですが今までの独学時代のテキスト代より一桁違う受講料にもビビりつつ(その後何年もそれ以上のお金を貢ぐことになることにはこの時点では一切気づいていませんでしたが)とりあえず申し込みました。

受講開始日までは少し日数があったので、その間に少しでも追いつこうとは思ってたのですが、行ったら何とかなるやろう(3回目)と思って、そのままのペースで緊張感のないままダラダラ過ごしました。そして答練初日。朝から夕方まであるのですがお昼ご飯もどうしていいのかわからず、食べ損ねても傷まなさそうな、またパンだけでもストイックにいこうとライ麦パン1個だけを駅前のカスカードで買って、教室に入りました。

ライ麦パンの思い出&担当の先生は遠い親戚でした

最初に問題を解いてみてびっくり。当たり前ですが全然解けません。苦手だった数学でも、もう少し何か書いてたと思います。1時間ぐらいどうやって過ごしたか覚えてないですが、私の実力が相当やばいことを思い知らされました。絶対本番に間に合わない…。お先真っ暗でしたが、それと同時にこの講座に申し込んでよかったと心底思いました。独学でもちゃんとできる方は大丈夫ですが、私の場合はあのままあのペースで続けていたら、試験当日に同じ衝撃を受けて心がくじけて、もしかして簿記に懲りて税理士を勉強しなかったかも。

答練終了後の解説は、勉強が足りてない私にはちょっと難解でしたが、それでもとても丁寧でわかりやすく、すんなりとはいきませんが頭に入ってきました。対面で学べるありがたさを身に沁みて感じました。(今だと通学でなくてもweb講座を上手に利用すれば大丈夫ですかね。当時でもビデオ講座はあったはずですが高すぎてやりませんでした…。)

お昼は例のライ麦パンをかじりました。周りは皆さん年上の方ばかりで、それまで一緒に講座を受けていて仲良くなってらっしゃる方も多く、地下街に食事に行かれる方もいらっしゃいました。お腹は空いてましたが、私このまま2カ月やってけるだろうかと不安で買い足しに行く気分にもならず、またショックであまり喉を通らなかったので、1個でちょうどよかったです。ただ、もっとしっとりしたパンにすればよかったかも。今でもライ麦パンを見ると、この日のことを一瞬思い出します。

そして午後の授業。

少し前に「真紀ちゃん大原に通うん?○○さんって方、ちょっと遠い親戚やけど、大原で先生しとるよ」と、叔母から聞いていました。私からだと親戚の親戚みたいなつながりなので、それまでお会いしたことはなかったです。「そーなんや、お会いできたらご挨拶するわな」と返事をしましたが、担当科目も分からず、また大原の校舎も全日制入れたら3つぐらいあるし講座も沢山あるから、偶然お会いできたらラッキーかな、と思っていました。

…なんと午後の講座の担当でした。午後からもまた手も足も出ませんでした。打ちのめされて帰路に着きました。翌週答案が返却され、多分生まれて初めての0点を取ったと思います。周りの方の点数がチラッと見えましたが、当たり前ですが皆さん合格圏内で余計に落ち込みました。当然その先生にも「親戚です」とは言えず、ひたすら答練を受け続けました。一応試験範囲ごとに勉強してから臨むのですが、とれてもせいぜい10点か20点ぐらいです。(配点がどうだったかあまり覚えてませんが、1科目100点換算でそのくらいです)

人生初の0点ゲット それから復習に徹しました

もう今の点数は気にせず、とりあえず休まず全部受けて、あとでしっかり復習しようと割り切り、解説をしっかり聞くことに徹しました。答練中はずっと点数は低いままで学力もちっともあがりませんでしたが、答練終了後から試験までの2週間で、8回あった答練の問題を徹底的に復習しました。理解したつもりでもいざ解いてみると0点…。しまいには体調を崩して高熱が出ましたが、なんとか気合で治し勉強は毎日続けました。少しずつ、「あ、これってこういうことだったのか!」と分かることが増えてきて、徐々に問題を解けるようになり、楽しくなってきました。そんなのとっくの昔に達してないといけないレベルですし、3回ぐらい回してもまだ合格点は取れませんでした。(あの答練のときチラッと見えた人はすでに合格点とってらっしゃったのに)

また直前期は質問電話OKだったので、ずっと疑問だった減価償却費のことについてお尋ねすると、丁寧にご説明してくださった後に「…これは基本中の基本なのでしっかり覚えてくださいね」と言われました…。月数按分のことだったのですが、計算が合うときと合わないときがあるのはなんでだろう?とずっと思ってました。お恥ずかしい…。

雑な独学で、あやふやな知識のままここまで来てしまったので、他にもこういう箇所が多くてのちの税理士試験でものすごく苦労しました。単に私の独学の仕方が雑過ぎたのがいけなかっただけであって、独学に罪はないです。基礎は勘違いのないようにきちんと固めておいた方がいいです。

前日解いた問題がそのまんま出て合格

そして試験前日に「今まで出たことないから優先順位低そうだけど、とりあえず答練でやったから解いておこうか」と連結の問題を解きました。全然わかりません。0点…。たしか通信講座では連結がなくて、答練で初めて遭遇したため不慣れで、数回解いただけでは全然理解できてませんでした。試験前日の貴重な時間を、苦手な連結のために今から沢山時間を割いていいものか、あきらめようか迷いましたが、とりあえず型だけでも覚えようと解説の通りに解きすすめたら何とか頭に入り、2回目は全部正解しました。これで少し安心しました。他の答練も直前の3日ぐらいで「こういうことを問われてたのか」とやっと理解できて、ぼちぼち解けるようになってきました。(遅すぎる)

そして当日。松坂商工会議所で1級を受けている一般枠の方は私ひとりだった気がします。周りはほとんど高校生でした。

そして問題を見てびっくり。連結がでていました。前日見た問題とほとんどパターンが似ていて数字が違うだけです。覚えたてホヤホヤの型を崩さぬよう、心を落ち着けてそーっと解きました。他の科目はできたりできなかったり様々でしたが、それにしても答練のときは感じることの出来なかった「解ききった」感覚が味わえて、終わってホッとしました。

きわどい科目もありましたが、足切りもなく結果はギリギリでなんと合格!

あきらめないでよかった!これも前日に見た連結のおかげです。合格率も、その前はヒトケタでしたが、このときは10何%とだいぶ高かったので、そのおかげでどさくさに紛れて滑り込めました。

大原に電話して伝えると、先生方がものすごく驚かれていました。あの遠い親戚の先生にも答練中にはずっと言えず、たしか最後の授業か合格してからか、だいぶ後の方でカミングアウトしたと思います。

なぜこの努力を大学受験でやらなかったのか悔やまれます。受験失敗で、ものすごい挫折感を抱えていたのですが、私でもやればできると少し自信が付き、9月からの税理士受験講座に意気揚々と申し込むことができました。それからまたもっとひどい苦難の日々が続き、受かっても嫌になって税理士を20年封印してしまうのですが、この時点ではそんなことを想像もしていませんでした…。

また、1級のときに利用した某通信講座は簿記ではあまり役に立たなかったのですが、のちに中小企業診断士の通学講座で再度お世話になります。たしか入学金割引が少しだけきいて助かりました。ここでも苦難の日々が続きましたがこの時点では(以下略)。

本当は違う内容でもっと短くさらっと書くつもりでしたが、話がどんどんそれて長くなってしまいました。また次回書きます。

【昨日の一日一新】

・カントリーカッキー また書きます。

・うちゅうブルーイング MILKY WAY

岡田屋さんのインスタでうちゅうブルーイングのMILKYWAYが入荷しているのを知り、仕事を終えて直行して2本ゲットしました。一緒にPUNK IPAも買いました。

いっぺんに飲むつもりはなかったのですが、今後できるであろうコラボビールに乾杯したら楽しくなり2本飲んでしまいました。最後にコラボビールを想像しつつハーフ&ハーフにしてみました。早く飲みたいです。

パンクっぽく資源ごみ回収所にて路上で撮ってみました。

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綾野 真紀

2016年9月に開業した女性税理士&唎酒師(名古屋在住)です。 自分の誕生日(2月16日=確定申告初日)から忙しくなる申告業務がそ毎年憂鬱でした。 それならば毎年2月16日に出せるよう、普段から誰でもできるちょっとしたコツを自分なりに整理しようと思い立ち、ブログをはじめました。 開業までに、仕事に関係のない寄り道も沢山しましたので、徐々に紹介したいと思います。(と書きましたが、いまや税金のことより旅・お酒・食べ物など趣味の記事が大半です。)

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