半田赤レンガ建物とミツカンミュージアムに行きました


この1週間は、○○館や○○ミュージアムに沢山行きました。すでに大原美術館と菊正宗酒造記念館は書きましたが、ほかにもユニークなミュージアムに行っております。

 

先日は愛知県半田市に行き、半田赤レンガ建物MIZKAN MUSEUM(ミツカンミュージアム)に寄りました。少々距離はありますが、駅からも各施設も徒歩圏内で、町歩きしながら回れます。また今の形でオープンしてから3年ぐらい経ち、変わらず賑わっているものの多少客足も落ち着いてきたのでおすすめです。

半田赤レンガ建物 元カブトビールの工場

まずは赤レンガ建物から。もともとカブトビールというビール会社の工場だった建物です。設計者は妻木頼黄という東京の日本橋も設計された有名な建築家の方です。

ビール工場で残っているのは極めて貴重な建物とのこと。一度取壊しが決まり少し工事が進んだものの住民の反対でストップがかかり、半田市が買い取って耐震補強工事をしたのちに赤レンガ建物として2015年に公開されたとのことです。

(館内パネルのうろ覚え書きのためざっくりですみません)

この“よみがえる旧カブトビール工場”という展示で成りたちがよくわかりました。

ミツカン4代目と敷島製パン創業者が作ったカブトビール

カブトビールというのが大昔にあったというのは、復刻した商品を最近見かけるようになって知ったぐらいで、詳しいことはわかりませんでした。こちらの常設展で、日本のビールメーカーの成り立ちがよくわかりました。

カブトビールは、ミツカンの4代目中埜又左衛門とその甥・盛田善平(のちの敷島製パン創業者&盛田一族)が1898年に共同で興した丸三麦酒醸造所が作ったものでした。

このあたり(知多半島)はミツカンや盛田・敷島製パンなど食品系の大きな会社が多いとは思ってましたが、こんなにつながりが深いとは知りませんでした。

ロゴを見て、キリンとサントリーがないなと思いました。ただの酒好きゆえ、恥ずかしながら歴史は全然知りませんでした。戦時中に統廃合があり、すごくざっくりした説明になりますが

明治時代はアサヒ(大阪)キリン(横浜)エビス(東京)サッポロ(札幌)+カブトビール

キリン以外が1つに

カブトビールは1943年に製造終了

アサヒとサッポロ(&エビス)にわかれる

また、サントリーは昭和初期に参入したものの失敗して昭和38年にビール事業に再進出したとのことです。

なお、いまのカブトビールは知多麦酒㈱さんが委託製造されています。

ただの酒好きで歴史は全く知らなかったので、勉強になります。

 

館内でカブトビールが飲めます

館内にはショップとレストランがあり、カブトビールが手に入ります。

レストランでランチを頂きました。ピーク時間を過ぎていたのですいていました。

赤レンガのすてきな建物ですが、銃弾のあとがたくさん…。ここは戦争中に、中島飛行機という航空機メーカーの工場(スバルの前身)にもなっておりました。

カブトビールの飲み比べセットです。明治時代のが黒い方でアルコール度数7%、大正時代のが淡い方でアルコール度数5%です。どちらもおいしかったです。

半田市出身の新見南吉の絵本も何冊か置いてありました。

 

 

ミツカンミュージアム

続いてミツカンミュージアムに行きました。

2015年にリニューアルオープンして今のモダンな形になっております。

連休だと混むかもしれませんが、私が行った日は天気が悪いのもあってそんなに混んでいませんでした。事前にサイトから大地の蔵コース(30分ガイドさんなし)か全館コース(1時間半ガイドさん付き マイ味ポンなど作れる)のいずれかを予約します。

全館コースは満員だったので、大地の蔵コースを入館直前にスマホで予約しました。

ここにあるアプリをダウンロードすると、音声ガイドがきけます。

中も撮影自由でした。こないだの菊正宗と同じく、大きな木の樽が沢山ありました。

今の工場です。下をのぞけるようになっていました。

発酵中の様子も数分おきに見せてもらえました。

ミツカン創業者は江戸時代に酒粕から酢を作り、江戸の握りずしの流行を支えたとのことです。右が当時の酢を復刻した山吹という商品で、館内で買えます。

今は米や穀物、リンゴ酢など色々ありますが、もとは酒粕からだったんですね。

香りも微妙に違いました。料理によって使い分けるといいみたいですが、家で使うのはリンゴ酢だけとか白ワインビネガーだけにしてみえるという料理家の方もいらっしゃいます。私も山吹を買いたかったのですが、手持ちの酢が全然減らないので買いませんでした(^^;)

業務用ライム・ミントやりんご酢・マンゴーにもひかれました。

赤レンガ建物もミツカンミュージアムも、とても良かったです。

またその日はお休みでしたが、すぐ近くの国盛 酒の文化館も行きたいです。

三七福の餃子・丸初製菓本舗のいちじく大福&ぶどう大福

帰りに知多半田駅前で、ぎょうざの三七福と丸初製菓本舗によりました。

老舗で地元の方に人気のお店で、持ち帰りの方も多かったです。ずっと焼いてらっしゃいました。

一人前10個で、さっぱりしているのでペロッとたべられます。おいしかったです。

向かい側の丸初製菓本舗さんも明治から続く老舗です。

8/19に東海テレビのスタイルプラスの東海仕事人列伝でオンエアされるそうです!

オーソドックスな上生菓子と、創作和菓子など色々美味しそうな和菓子が沢山ありました。

このぶどう大福といちじく大福が今のおすすめとのこと。

ちょうど買えて良かったです。おいしかったです。

【昨日の一日一新】

・生メロンサイダー

・おはたき餅

・リニューアル後の某施設 また書きます。食べてばかり…。

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綾野 真紀

名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。きしめん住よしのデララバさんです。住よしご一緒してくださる方♪2024/3/30のブログをご確認の上お問い合わせくださいませ(期間限定)。