普通にしゃべったらいい、の“普通”が知りたかった

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私は話すのが苦手なので独立が嫌だった、何を話していいかわからないしそもそも税理士になりたくなかった、ということをさんざん書いてきました(まだまだ書きます)。

独立前のアドバイスで心に残っていることのひとつ=相手の方のお話をしっかり聴くこと

話下手なので、お話をしっかり聴いたあとで会話が成立するのかも不安だった

ところが。私が20年以上勤めていた事務所の所長の口癖は以下の通りです。

「この仕事は話をしたらお金が頂けるなんてほんとにすばらしい、税務調査さえなければ最高!」

ことあるごとにおっしゃっていました。

(※あからさまな言い方ですみません あえてダイレクトに書きました)

後半は満場一致だと思いますが、前半は異議ありです。一体何を言っているのか理解できませんでした。そりゃいつも楽しいばかりではないと思いますが、傍目でも何らかの使命や醍醐味を感じられつつお仕事をされているのはわかりました。

だからこそ私にもせっかく資格を満たしているのだからこの喜びを感じてほしいと独立を勧められたのだと思いますが、私は話すのが苦手なので全く同意できませんでした。何でみんな同じようにできて同じ考えだと思ってるんだろう。苦手な人の気持ち察してほしいわ!と常々思っていました。

所長や、他の先生方にも独立が決まったときに「どうやってしゃべったらいいんですか」と聞いたこともありました。

「どうやってって言われても…普通にしゃべったらええんちゃう?あとは経験や」

私はその“普通”がわからないから必死で聞いているのですが。でも聞かれた側からしたらこの質問自体が不思議だったようです。説明するまでもないことで、実際に演説など特別なことをするわけでもなくほんとに普通に接するだけでいいのに一体なぜこんなこと心配してるんだろうと言いたげな表情でみなさん答えてくださいました。またその経験が乏しかったので心配だったのですが…。

もっと独立には違う悩みがあるはずなのに、私の悩みには話せないことがかなりのウェイトを占めておりました。

そのあとで、相手の方のお話しをしっかり聴くことなど色々アドバイスをいただけて、実際経験を積むことでなんとかさせていただいております。自分が想像していたよりは話せてよかった。“普通にしゃべったらいい”の“普通”の意味もわかりました。前に“何とかなるよ”のときも同じように謎でしたが

独立前に半信半疑だった「何とかなるよ」「私でもできたから大丈夫」等の言葉

今となってはこれも“普通”としか説明しようのないことでした。(わー、言葉がちがうだけで同じことを書いてしまった…。でももうここまで書いたので直しません。)

いま、1件だけ所長と一緒に担当しているお客様があって月一でお会いしていて、独立してからやっと所長の現場での仕事ぶりを拝める機会が持てております。(それまでは自ら望んで内勤オンリーでした)

この“普通にしゃべったらいい”発言を思い出して振り返ると、ほんとに自然体で事務所にいるときと全く変わらずのびのび話してらっしゃいました。だからお客様もリラックスして心開いて色々なお話しをしてくださるのかと感じました。実際その方が自分も気持ちを合わせやすく、お互いいい雰囲気で話せます。最初聞いたときは(普通にしゃべったらいい、なんて)すっごいテキトーなアドバイス!!!と感じましたが真実でした。

パーマリンクは、もうこれしか思いつかなかったのでビートルズのAct Naturallyにしました。リンゴ・スターの曲で、アイキャッチ画像は去年のリンゴ・スター公演の写真です。今年で80歳!まさにAct Naturallyな生き方をされていて、まだまだお元気です。コロナが落ち着いたらぜひ再来日してほしいです!(ポールも。待ってます)

【昨日の一日一新】

・頂いた白エビせんべい

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綾野 真紀

2016年9月に開業した女性税理士&唎酒師(名古屋在住)です。 自分の誕生日(2月16日=確定申告初日)から忙しくなる申告業務がそ毎年憂鬱でした。 それならば毎年2月16日に出せるよう、普段から誰でもできるちょっとしたコツを自分なりに整理しようと思い立ち、ブログをはじめました。 開業までに、仕事に関係のない寄り道も沢山しましたので、徐々に紹介したいと思います。(と書きましたが、いまや税金のことより旅・お酒・食べ物など趣味の記事が大半です。)

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