良いざっくりと悪いざっくり ざっくりをこじらせて


先日、ある方からとある案件についてざっくりまとめるように頼まれました。
こんなざっくりとした表現では伝わりにくいですが、「ざっくり」って意外と難しいです。
全体を把握して、そこから力の入れどころを変えてバランスよくざっくりまとめ上げるとよかったのですが。
今回はなかなかざっくりの方向性が見えてきません。しばらく頭を抱えていました。
いただいた資料自体はとても丁寧で細かく完璧なのですが、全体を通して眺めると、一部の重要そうな資料が抜けているように思えました。
資料はこれで全部と言われましたが、その方とも相談して、今わかっていることから全体像を想像し、足りなさそうなものをいくつか例示して今度もう一度確認することにしました。
正確さとざっくりの両立は、独立するようになって重要さを身に染みて感じました。
間違えないように正確に計算するのは当たり前で、しかもこのざっくり全体を把握してまとめる、という(いい意味での)ざっくりが意外と難しいです。
とくに勤務時代は正確さのほうをメインで仕事をしておりました。
もともとの性格は超ざっくり(悪い意味で。ズボラです)な私ですが、税理士試験や事務所での仕事を通して性に合わない?プレッシャーを長年受け続け、自分を殺して仕事に徹しておりました。
それでも沢山間違えましたが(*_*)
私の元上司は私のはるか上をいくウルトラざっくり(良い意味も悪い意味も)な方でした。
その方はそんな仕事のプレッシャーはどこ吹く風で、「何かあっても責任はとるから」とのびのびと仕事をされてました。
ありがたいことの方が多かったですが、その上司の悪いざっくりのとばっちりはこちらに降りかかってくるので、気が休まることはありませんでした…。
今もだと思いますが、先生だけシステムの権限を低くしてゴメンナサイっ(>_<)
ただ、いまも何かにつけ相談に乗ってもらうのですが、このいい意味の「ざっくり」に何度も助けられています。
今までは「悪いざっくり」ばかりに何度も腹を立ててましたが、もっと「良いざっくり」を学べばよかった。
私も根はざっくりです。今までこじらせてきた悪いざっくりを「良いざっくり」に変えたらうまくいくかも。
こんなこと考える時点でざっくりではないですが、もうちょっと力を抜いて、「ざっくり」を自由にコントロールしたいと思います。
【昨日の一日一新】
ランチ会のお店の予約
アイキャッチ画像は、星ヶ丘テラスです。傘がきれいでした。ピンボケですが、上から見たところです。

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綾野 真紀

2016年9月に開業した名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。